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中高年はテレビショッピングの代金踏み倒しがブラックの条件になることも?

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深夜にテレビを見ていると、通販番組を永遠とやっていることがあります。また地方の独立系のテレビ局などは、平日の昼間からテレビショッピングの番組が頻繁に流れます。ついつい見ていると、最初の内は興味がなかった商品でも購入してみたいという気持ちになりがちです。

最近では通販サイトがいろいろと出てきていて、若者の中にはこのような通販サイトでネットショッピングしている人も多いです。

しかし中高年層の中には、パソコンの使い方がわからないとか操作が面倒という理由で、テレビ通販で商品を購入している人もいます。

分割払いはローンの一種

テレビショッピングを見てみると、「月々いくらで○○があなたのものに!」と宣伝しているケースも多いです。この分割払いのシステムですが、ローンを組んで購入しているのと一緒です。ところがテレビショッピングのユーザーの中には、ローンを組んで購入している感覚に乏しい人も少なくありません。ちょうど携帯電話を分割して購入し、延滞をしている若者に似た現象といえます。

しかしもしテレビショッピングで購入した商品の分割払いの期日までに代金を入金しなければ、延滞扱いにされます。

通販会社も個人信用情報を見ている

最近ではテレビ通販を行っている会社も、個人信用情報機関に加盟しているケースが多いです。期日通りに入金されていないのが確認され次第、個人信用情報機関にその情報をあげます。

3か月以上にわたって、入金が確認されない状況が続くと個人信用情報機関では事故情報として登録されます。ブラックリストに載った状態になりますので、カードの申し込みをしても、審査拒否に遭ってしまう可能性は高くなります。中高年の中で、カードの申し込みをしても審査クリアできない人でこのような通販の代金踏み倒しの事例は意外と多いです。

クーリングオフの勘違い

通販のコールセンターには、クレームの電話もよくかかってくるといわれています。「思った効果がなかった」とか「使いにくい」「自分のイメージと違った」といったものです。そして「代金の支払いをしたくない」「返品したい」といった問い合わせも結構多いです。

このような支払い拒否する人の中には、「テレビ通販ではクーリングオフが使える」と思い込んでいる人が多いです。クーリングオフとは、商品を購入して一定期間内であれば商品の売買契約を書いてから強制的に解約できるというものです。

しかしこれは勘違いです。テレビ通販のような媒体を介して購入した商品は、法律上はクーリングオフの適用外です。クーリングオフは訪問販売など相手が家に押しかけて即決を求めてきたなど、正常な判断のしづらい状況で商品を買わされてしまった場合などに適用されます。テレビ通販の場合、30分くらいにわたってじっくりと商品の説明を聞いて購入するわけです。冷静に判断をして購入したはずなので、クーリングオフは適用されないのです。

テレビショッピングを見てみると、「商品到着度何日以内であれば返品可能です」としている商品も少なくありません。このため、クーリングオフは可能と思い込んでしまっているお客さんもいるようです。

しかしこれは法律でそうしているのではなく、あくまでも通販会社の自主判断でそのようにしているにすぎません。この部分の誤解はきちんと整理しておくべきです。

まとめ

宝石や家電製品が、数万円というリーズナブルな価格で販売されているテレビ通販がよく流されています。

しかし数万円の商品を分割払いにして、支払い延滞をしているとブラックになりえます。

たった数万円の買い物で、クレジットカードが将来作れなくなる可能性もあるということは頭の中に入れ、正しくテレビショッピングを利用してください。

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