クレジットカードを利用したら、期日までに代金を支払う、これがカード業界のマナーです。
クレジットカードは担保も保証人もとらないですから、信用だけでカードの発行をしています。期日通りに支払うという約束を守れないということになれば、信用が大きく傷つきます。
しかしカードを長年所持していると、カード支払以外にも大きな出費があって支払うだけのお金が手元にないというケースも出てくるはずです。
また仕事などが忙しくて、うっかりカードの支払いを忘れてしまったというケースも出てくる可能性はあります。その場合の対処法に関してみていきます。
一番NGは逃げること
クレジットカードの支払いができなかったとなると、気まずさが出てきてしまうものです。また何となるだろうとか給料が入ればすぐに支払いができると思っていると、なかなか連絡を取りたくなくなります。自分からあえて迷惑をかけている所にコンタクトをとるのは勇気がいります。
しかしクレジットカードの滞納をしていて、逃げてしまう方がカード会社の立場から見るととても心証が悪くなります。先ほども紹介したように、クレジットカードとの契約は基本信頼関係で成り立っているようなものです。
たとえば、友達と約束をしていてその約束をドタキャンされたとします。そうすると、今まで通りその友人に絶対の信頼感を持って接するのは難しいですよね。今度約束をしても「また破られるかもしれない」という思いが頭をよぎるはずです。それと同じような思いをカード会社も抱くわけです。
強制退会という事態は避ける
クレジットカードの利用停止になってしまうほかにも、延滞が続くようであれば強制退会させられる可能性もあります。強制退会まで行ってしまうと、個人信用情報機関にも金融ブラックとして登録されます。
そうなると、5年間はクレジットカードを新たに発行されなくなります。
しかもきちんと支払いをしたとしても、延滞をしたカード会社の運営している系列のクレジットカードの審査にはクリアできなくなる可能性もあります。クレジットカードの使える対象を自ら狭めることにもなりかねません。
とにかく連絡をして誠意を見せる
通常クレジットカードの支払が確認されなかった時点で、督促の電話などがかかってきます。督促があった時点で、あなたに対する心証はかなり悪くなっていると思ってください。
支払いができなかった、もしくはできそうにないことが分かった時点で、気まずさを承知の上で電話をかけるのが一番大事です。
連絡に関しては、電話で構いません。早く電話をして、「来月の支払いができなさそう」もしくは「支払いのできなかったこと」に関して連絡を入れてください。そしてもし支払いのめどが立っているのであれば、「いつまでに支払いをする」ということも併せて報告してください。
カード会社の支払いの遅れの連絡を入れると、怒鳴られるのではないか、とか怒られるのではないかと思う人はいませんか?現在のクレジットカード会社で、代金の支払いができないだけで怒ることはまずありません。事務的に対応してくれるので、あまり不安になる必要はありません。
支払えなかった理由を正直に伝えよう
現在手持ちのお金がなくて、すぐに代金の支払いができないのであれば正直に事情を説明してください。その上で「お金ができればきちんと支払う」という意思を示すことです。そうすれば、とりあえずどのように問題を解決すべきか、相談に乗ってくれます。
たとえば支払期限を猶予してくれる所とか、全額でなくても一部の支払だけを求めてくるケースもあります。
びくびくしながら電話を掛けたけれども、いろいろと親身になって相談に乗ってくれたので気持ちが楽になったという体験談もしばしばネットで紹介されています。