クレジットカードの審査の悩みに答えます

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クレジットカードのブラック情報は本当に5年で消える?

更新日:

141101

過去に返済でトラブルになって、債務整理を行ったとします。債務整理をすると、個人信用情報に事故情報が登録されます。

ちなみにこの事故情報があるとカードの審査にはまず落ちますが、5年経過すると事故情報は消えます。過去に事故情報があったかどうかは信用情報を見ただけではわかりません。つまり5年経過すれば、再びクレジットカードを持てる可能性が出てきます。

いくつか個人信用情報機関がありますが、大半は5年で事故情報を消してくれます。しかし銀行系が加盟している全銀協という個人信用情報機関では自己破産をしてしまった場合10年間は事故情報が消えません。個人信用情報機関によって、事故情報の取り扱いに若干の違いがあることを頭に入れておいてください。

カード会社は全銀協を見ない?

過去に自己破産をした人の中には、「カード会社は全銀協の情報を見るから10年間はカードが持てない…」と思う人も出てくるはずです。しかし結論から言いますと、カード会社が全銀協の信用情報を照会することはまずないと思ってもらっていいです。

CICやJICCの信用情報を見て判断するので、破産してから5年経過していればカードは持てます。

では銀行系クレジットカードは全銀協でチェックするから無理と思う人もいるでしょう。しかし一部クレジットカードの中には、全銀協を照会しないケースもあります。

破産5年以上であれば問題なし

たとえば三井住友VISAカードの場合、全銀協を審査の時に利用しないといわれています。ですから10年でなくて、破産5年以上であれば問題はありません。

アメックスは全銀協に照会をしているようです。ただし全銀協でブラック情報が載っていたとしても、CICとJICCがホワイトになっていて属性に問題がなければ、クレジットカードを発行してくれる可能性は高いです。

このように全銀協にブラック情報が載っていても、ほかの信用情報がホワイトであればかなりのカードの審査はクリアできるとみられます。

CRINで見られる可能性

個人信用情報機関それぞれ、お互いの信用情報に関する共有を行っています。Aという個人信用情報機関ではブラック情報が載っていても、Bという個人信用情報機関にブラック登録させずに、好ましからざる人にクレジットカードを発行しないようにするためです。

このような情報の相互共有システムを、CRINといいます。全銀協は自己破産をすると、10年間はブラック情報が掲載されます。

するとCRINを使われれば、自分のブラック情報が見つかってしまってカード発行されなくなってしまうのではないかと思う人もいるはずです。

CRINの情報共有を見てみると、現在進行形の金融事故に関する情報のみです。つまり延滞や滞納をして逃げ回っている状態でないと、CRINで情報のやり取りは行われません。自己破産で免責が決定しているような過去に完了した事故情報はやり取りされないので、全銀協の10年のブラック情報は直接照会しないと見られないはずです。

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