クレジットカードの支払いをしたいけれども、お金が手元にないという経験をしたことはありませんか?
このような場合、クレジットカードの支払いをいつまでに行えば問題がないかということが気になる人もいるはずです。
もちろんどのような対応をするかは、それぞれのカード会社の判断に委ねられています。
今回は支払いをどれくらい滞らせているとマズいのかについて詳しく解説していきます。
一般論で言うと30日程度まで
一般的には、予定の支払期日に加えてさらに30日程度までが限界といいます。これ以上になってしまうと、カード会社はたとえ分割やリボ払いを選択していたとしても、残金の一括請求をします。
なおかつ現在入会しているカードの強制解約の手続きを取らざるを得なくなると思ってください。
支払期日から61日以上経過して、まだ支払いの確認がなされなかったとします。その場合には、個人信用情報に異動という言葉が登録されてしまいます。よくブラックリストに載るという表現が使われているので、知っている人も多いはずです。金融ブラックとも言われますが、異動が登録されるとこのような状態になります。
異動情報が登録されると、カードを新しく作ることもローンを組むこともまともな業者では難しくなります。クレジットカード会社が登録しているCICでは、5年間はその情報は消えません。ちなみに金融機関が加盟している全国銀行個人信用情報センターはもっと厳しく、10年間も情報が残ったままの状況になります。
支払いができなくなったら?
もしクレジットカードを使って、支払期日までにお金を準備できなかったとします。その場合には、とにかくまずはカード会社に連絡を取ることです。そしてどのように対処すべきかを聞いてみてください。支払期日まで待つ必要はなく、支払いが難しいと判断した段階で早めに連絡を入れることです。
まず普通のカード会社であれば、怒鳴られるようなことはありません。実はこの自分からカード会社に早めの連絡を入れることが、後々皆さんに有利に働く可能性があります。
先ほど紹介したように、カード会社では支払期日から30日前後経過したところで強制解約、残金の一括請求を求めます。しかしこの処理に関しては、カード会社独自の判断によるところが大きいです。
きちんと電話で伝えるのが良策
カードの支払いが遅れてカード会社から督促の電話をかけて事情を聴くとか、相手に逃げ回られるのと相手から電話をしてもらうのとでは心証が大きく異なります。相手から電話をかけてもらって報告してもらった方が印象は良くなって、クレジットカード更新の審査や強制解約に出るかどうかで判断が甘くなります。
カードの支払いができないと、通常はまずカード会社から連絡が入ります。しかし申し訳なさなのか気まずさなのか、電話に出ようとしない人も多いです。
このような対応をしていると、不誠実であると判断されてしまって、強制解約やカードの更新ができなくなるなど、逆に自分を追い込んでしまう結果になります。
個人信用情報に載っている「A」という文字に注意
個人信用情報には、過去24か月間の皆さんのカード利用状況が記載されています。きちんと期日内に支払いがあると$もしくは何も書かれません。ところが期日内に支払いが確認されないと、Aマークがついてしまいます。このAマークがつくと、いろいろと不便が生じます。
たとえばクレジットカードを複数持っている人がいたとします。その中の1枚でカードの支払い延滞を起こしてしまって、Aマークがついたとします。そうするとほかのカード会社がその情報を見て、自分の所では延滞されていないにもかかわらず今後延滞する可能性ありとして、利用停止になることもあります。
このAマークをいつつけるかは、カード会社によって対応はまちまちです。中には期日までに支払いがなかったことを確認した段階、すなわち1日でも遅れた段階でAをつけるケースもあります。ですから支払は期日内に行った方がいいわけです。