クレジットカードの審査の悩みに答えます

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クレジットカードの延滞は将来のマイホーム購入に暗い影を落とす?

更新日:

141014

マイホームを購入するにあたって、住宅ローンを組むという人は多いです。マイホームとなると、何千万円単位の金額を準備しないといけません。普通に仕事をしている人が容易に集められる金額ではないはずです。

住宅ローンを組むにあたって、まず融資先を探します。そして融資先が決まったところで、申し込み手続きを行います。申込を受理した金融機関では、申し込みをした人に融資をしてもいいのかどうかの審査を実施します。

審査はいろいろな項目を丹念にチェックします。たとえば、どのような仕事をしていて継続的な収入を得られる人かどうか判断します。住宅ローンは最長35年ローンにもなりますので、これだけの長い期間返済し続けるだけの経済力を持っているかどうかは見ておく必要があります。

またもし借入をした当人が返済できなくなれば、金融機関はマイホームを差し押さえます。そこで申し込みをした人の購入しようと思っているマイホームの価値を判断します。もし最悪競売にかけることになったとして、どのくらいで売却できるかを査定するわけです。

そしてもう一つ、過去に借金などをして返済に関するトラブルを起こしたことはないかもチェックされます。お金の貸し借りでは、やはり信用力が重視されます。そこで問題になるのが、クレジットカードを持っていてカードの代金支払いを滞納するなどのトラブルを起こすと、住宅ローンの審査にも引っ掛かる恐れの出てくる点です。

信用情報を見れば確認できる

皆さんが過去にどのようなクレジットカードの利用をしていて、代金支払いをどのように行ってきたかは、個人信用情報機関で登録しています。もし期日までに支払いが行われないと、その事実はきちんと残ってしまいます。ただし、うっかり期日を忘れてしまうようなケアレスミスによる延滞もあるはずです。

そのようなことが1度でも起きると、即住宅ローンの審査に引っ掛かることはありません。問題となるのは、悪質な滞納に関してです。特に支払期日から3か月以上経過して延滞を続けていると、その情報は事故情報や異動情報という形で登録されます。この情報は、5年間は消えません。

これがいわゆるブラックリストに載った状態となるわけですが、ブラックリストに載っている人に対して住宅ローンのような何百、何千万という単位のお金を融資する金融機関はほとんどありません。このようにクレジットカードの支払が、ゆくゆくは住宅ローンに影響をもたらすことは頭の中に入れるべきです。

解約をしない

住宅ローンの審査を有利にするために、中には延滞しているクレジットカードを解約してなかったことにしようとする人もいます。しかしカードを解約すると、かえって住宅ローンの審査で不利になってしまうので注意してください。

クレジットカードの解約をすれば、先ほど紹介した個人信用情報がなくなるわけではありません。そのまま残りますし、住宅ローンの融資をする金融機関もその情報を閲覧できます。しかも解約してしまうと、そこでそのカード会社の利用はストップしてしまいます。

個人信用情報には、過去24か月間の利用状況が保存されます。もし解約をすると、これ以上の利用状況の更新がなされなくなって、もし延滞があればその情報がずっと残ってしまいます。解約せずに利用を続けていれば、24か月以上経過した延滞情報は押し出されます。

延滞が利用状況に記載されているのとされていないのとでは、後者の方が金融機関の印象もよくなります。前に延滞というミスを犯しても、その後きちんと支払いを続けていれば、正しい返済履歴になるわけです。安易に解約するという行為に走らないようにしてください。

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