クレジットカードにはいくつかのグレードがありますが、ステータス系のカードとして「ゴールドカード」「プラチナカード」が挙げられます。
これらのカードで支払うと、店員さんの対応が変わることがあるのか、気になっている方も多いようです。そこで今回はゴールド、プラチナカードでの支払いで何が変わるのか考察してみたいと思います。
特別扱いは基本的にない
ゴールドカードやプラチナカードで支払いしても対応が大きく変わった、という経験はほぼありません。
正直なところゴールドカードなら割と誰でも発行できるようになってきたので「ゴールドカード=お金持ち」という図式は成り立っていないように感じられます。
ではプラチナカードはどうなのか、というとこちらは間違いなくお金持ちが所有しているクレジットカードのグレードでしょう。
店員が知っていれば反応する程度
ですが、プラチナカードの存在自体を知らない人も多いですし、ぱっと見ただけではプラチナカードと分からないデザインのものも多いです。
ということで「知っている人は反応する」くらいのものです。
ちなみに「ブラックカード」の場合は…そもそも所有している人が少ないためその存在もあまり知られておらず、場合によってはプラチナカードやゴールドカードよりも反応が薄いかもしれませんね。
これは日本での話であって、海外になると少し話が変わってきます。日本の場合所有しているカードでその人の経済力や信頼度を測ることはほとんどありません。
海外では日本より反応は良い
しかし海外はクレジットカードが1つの身分証のような扱いになっているので、ゴールド、プラチナを提示することで特別扱いしてもらえることもあります。
どちらの方がより良いのか、というのは何とも言いがたいですが、日本に住んでいるのですからこの文化、風潮を受け入れるべきかと思います。
カード会社の調査は?
セゾンが行ったアンケート調査(2011年)の結果では、他人がカードで支払うとき、どのグレードなのかを気にする人は80%以上、そして30%以上の人がカードのグレードによって相手の印象が変わる、と回答しているそうです。
もちろんカード会社が行っている調査なので、カードに対して知識のある人が解答しており、一般のイメージよりは高めの数値になっているのではないかな、という感じはしますが、見ている人は見ているんですね。
高級ホテルなどでは話が変わってくるかも?
高級ホテルなどではクレジットカードのグレードで対応が変わってくることがあります。これは従業員が「お小遣いがもらえるかも~!」という理由で対応が変わるのではなく、単純に「カード会社と提携していることが多い」からです。
例えばゴールド、プラチナ、ブラックカードを提示すると無料で部屋をアップグレードできるホテルは結構多いです。
もちろん全てのホテルで利用できるわけではありませんし、必ずしもアップグレードできるとは限りません。繁忙期などは難しいでしょう。
対応しているお店はカード会社の公式ホームページなどに記載されているので、事前に確認してからそういったお店を選ぶとよりお得に、ハイグレードなカードのメリットを最大限に活かせるようになると思います。