一般のクレジットカードと比べて高額な年会費が必要なゴールドカード。
本当にゴールドカードは年会費に見合う価値があるのか、どうすれば元を取れるのかについて考察していきたいと思います。
目次(もくじ)
ゴールドカードの年会費の相場を知る
まずはゴールドカードの年会費がどれくらいかかるものなのかを理解していきましょう。
一般的によく普及されているゴールドカードとしてJCBゴールドカード(1万円+税)、三井住友VISAゴールドカード(1万円+税)などが挙げられます。
そう考えると、だいたい1万円前後の年会費がゴールドカードの相場といえそうです。
しかし、ステータス系カードとしておなじみの「アメックスゴールド」になってくると年会費3万円近く必要になってくるので、同じゴールドカードでもカード会社によって扱いが異なってくるのが分かります。
年会費の安いゴールドカードも増えている
一方で「低年会費ゴールドカード」も台頭し始めています。
例えばMUFJゴールドカードは年会費1,905円と一般カードの年会費に限りなく近いです。また条件を満たせば年会費無料のゴールドカードもあります。
例えばイオンゴールドカードですね。
こちらは年間のイオン利用額、年間利用額に応じて年会費が無料になる、という主婦に嬉しいゴールドカードです。
このように、ゴールドカードだからといって一概に年会費が高い、というのは昔までの話です。最近は各カード会社によって年会費の多様化が進んでいることが分かります。
ゴールドカードの年会費の元を取るには?
では次にゴールドカードの年会費に見合うだけの利用価値があるのか、元を取ることができるのかを考えていきましょう。
一部のゴールドカードは一般カードよりもポイント還元率が優遇されていることがありますが、全てのカードが該当するわけではありません。
なので、ポイントを目的としてゴールドカードを選ぶ、というのは少し的外れな感じがします。それなら一般カードでポイント還元率の高いものを選んだほうが効率が良いですよね。
付帯サービスが充実しているか?
ではどういった点がゴールドカードの魅力なのかというと「充実した付帯サービス」になります。例えば以下のようなものが挙げられます。
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
- 盗難、紛失保険
基本的には保険関連になりますね。アメックスゴールドのように、ステータスの高いゴールドカードの場合はこれに加えて空港のラウンジサービスだったり、キャンセルプロテクション(急な病気や都合などでキャンセルしなくてはならない場面でキャンセル料を補償)が用意されています。
となると、ゴールドカードの年会費の元を取るためにはこれらのサービスを享受できる人出なくてはなりません。
つまり、頻繁にショッピングに利用する人、海外旅行に出かける機会が多い人にこそ必要なカードはといえそうです。
使わないゴールドカードは無駄
もちろん「ゴールドカードを所有している」というステータスもありますが、ここ数年でゴールドカードのステータス的な意味合いは大分弱くなっています。
審査基準の引き下げなどが主な理由ですね。少し頑張れば誰でも持てるようになったのは大きいです。
となると、ほとんど使っていないゴールドカードはステータスカードとしても弱く、年会費ばかりが発生するわけですので「無駄」と結論づけられそうです。
ポイント還元率の良い一般カードを持っているなら、そちらを重要視するべきで、いくらポイント還元率が優遇されているゴールドカードでも使わなければ意味がないですよね。
低年会費のゴールドカードならまだ分かりますが、年間1万円以上支払っているゴールドカードなら解約することも視野に入れたほうが良いでしょう。