クレジットカードの発行を受けたということは、カード会社と契約をしていると認識してください。
その契約の根幹をなしているのは、カードを使ってショッピングをした場合、決められた期日までにカード会社の請求した代金を支払うことがあります。
この約束を守らない、すなわち延滞したとなると契約の根幹にかかわります。信用問題に発展しますので、約束はきちんと守るを心がけるべきです。
しかしそれでも長年カードを所持していると、うっかり期日を忘れて延滞してしまうこともあり得ます。仕事が忙しくて、支払い手続きをするのを忘れてしまうことはままある話です。
この程度のうっかりミスであれば、いきなりカードの利用停止にはならないはずです。しかし繰り返すようだと注意しないといけません。
再引き落としに油断しない
たとえばカードの支払いを口座の自動引き落としにしていたとします。期日に引き落としをカード会社が試みたところ、口座に十分なお金がなく引き落としができなかったとします。
その場合カード会社に問い合わせると、「○日に再引き落としをしますのでそれまでにお金を入れてください」のようなことを言われます。そして再引き落としの時までにお金を入れて、問題なく引き落としができてそのままというパターンが多いです。
しかし再引き落としができたので、油断してしまう人も多いです。つまり引き落としができなくても、再引き落としがあるからその時までに入金しておけばいいという感じになってしまうのです。
再引き落としでOKというのは誤解
最初の決められた期日までに引き落としができなければ、それは立派な延滞です。
再引き落としというのは、カード会社にとっては温情対応に過ぎないのです。その温情に甘えてしまうと、後々厄介な問題になります。
一般的に3か月連続して引き落としが正常にできない状態が起こると、金融事故扱いにされてしまいます。
いわゆるブラックリストに載るという状態になってしまうのです。
よくこのような状況になって、「気安く再引き落としをするなんて言うな!」というクレームをつけるお客さんもいます。支払期日までに支払いをするのが、絶対的な約束なので逆ギレ以外の何物でもありません。
延滞の期間とブラックリスト
1日やそこらうっかりミスで延滞してしまったというだけで、ブラックリストに載ることはまずあり得ません。カード会社によって対応は異なりますが、個人信用情報には支払履歴の所にAマークがつく可能性があります。
1日のうっかりミスではつけないカード会社もあれば、1日でも延滞は延滞なのでAマークを付けるカード会社もあります。
1つAマークがついているだけでは、致命的とは言えません。しかし24か月の支払履歴の中で、しばしばAマークが登場してくると審査では厳しくなると思ってください。
うっかりミスではなく、確信犯的に継続して延滞の状態がそのままになっているとブラックリストに載る可能性が出てきます。
支払期日から61日が経つとブラック入り
一般的には支払期日から61日が経過すると、ブラックリスト入りすると思ってください。
61日以上入金の確認されない状況が続くと、個人信用情報に異動情報が登録されます。
異動情報が登録されると、そのクレジットカードは利用停止になります。
また新規のクレジットカードの申し込みをしても、ほぼ確実に審査で引っかかってしまいます。
また途上与信でも引っ掛かるので、延滞していないほかのクレジットカードも利用停止になります。
つまり異動情報が登録されて多少時期の違いはあるものの、一切のクレジットカードが利用できなくなってしまうわけです。