ローンを組む場合、もしくはクレジットカードを作るときには審査を受けないといけません。
この審査をクリアしないと、ローンは組めませんしクレジットカードも持てません。そこで自分が審査クリアできるかどうか不安な人の中には、申し込む前の段階でローンが組めるかどうか調べられないかと考える人もいます。
審査の結果が事前にわからないかと思っている人の多くは、何らかの問題を抱えていることが多いです。たとえば収入がそれほど多くないとか、金融関係で過去に何かしくじったことのある人などです。そのような人は確実にローンを組むために、審査情報を知りたいという気持ちはわかります。
審査情報を外部から知る方法はなし
審査はクレジットカード会社やローン会社の審査部門があって、こちらで申し込んだ人の審査を一手に担っています。ところで審査基準に関しては、まさにブラックボックスといってもいいくらい厳重に保護されています。トップシークレットになっているので、外部には漏れ伝わってきません。
厚いベールで隠された情報なので、一素人がその情報を入手することは不可能といっていいです。ましてや、事前に自分がカード会社やローン会社の審査に通るかどうか調べることも夢物語といってもいいです。
もっと言ってしまうと、カード会社やローン会社の審査部門で仕事をしている人でも判断できません。なぜかというと、現在の審査は会社が独自に設定している審査システムを通して融資の可否を最終的に判断しているからです。
この社内システムがどのように運営されているのか、すべての情報を社員でも把握しているわけではありません。
このため、最終的に申し込んだ人が審査クリアできるかどうかは、審査部の人間でもシステムを通してみないとわからないわけです。このような状態で審査が行われているので、ローンの審査を通るかどうか自分で独自に調べることはほぼ不可能です。
中には、「お申し込みのローンの審査に通るかどうかお調べしましょうか?」といって代金を要求する業者もあるといいます。はっきり言ってこのような業者は詐欺業者です。このような詐欺に引っ掛からないように、外部から審査情報を入手するのは無理と思ってください。
個人信用情報を参照する
ただし自分が審査に通りそうかどうかを確認する手段もあることはあります。それは、個人信用情報機関に開示請求をして、自分の信用情報をチェックする方法です。信用情報に登録されている内容を確認すれば、自分が審査に通る公算がどの程度あるかを推測できます。
まず過去に長期的な延滞や債務整理をしたことのある人は、金融事故としてブラック情報が登録されています。このブラック情報は、5年経過しないと抹消されません。ブラック情報が登録されたままの状態になっていれば、ローンを組むことはまず不可能です。
中にはい全債務整理をしてから5年経過したけれども、ブラック情報がなくなっているかどうか微妙という人はいませんか?何月何日にブラック情報が消えると記憶している人は少ないはずだからです。5年経過したかどうかあいまいな人は、信用情報を取り寄せてブラック情報が消えているかどうか確認すべきです。
個人信用情報で自分の信用度を把握できる
個人信用情報には、支払履歴が記載されています。支払履歴の中にAが記載されている場合には、審査で不利になります。Aとはクレジットカードの支払やローンの返済を延滞したことを意味しているからです。
このように個人信用情報を取り寄せることで、審査に通るかどうかのある程度の推測はできます。
しかしAに関しても、いくつ記載していると審査を通さないかは業者によって判断が分かれるので的確に審査の可否を判断できるわけではありません。