クレジットカードの審査の悩みに答えます

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クレジットカードが使えない!その主な4つの原因を紹介!

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ショッピングなどをして代金を支払うときに、「これでお願いします」と言ってクレジットカードを差し出します。ところが店員から「すいませんがこちらのカードは使えないようですが」と言われることもあります。

もし現金とか他のカードがあればいいですが、その両方の手段もなければ、「すいません、キャンセルで…」と言ってとぼとぼ帰らないといけません。

カードでの支払いができない?

極端な話、昨日まで普通に買い物できていたのにいきなり利用できなくなることもあります。クレジットカードが使えなくなる原因として、様々な理由が考えられます。

今回はクレジットカードが使えなくなってしまった理由について、詳しく確認してみましょう。

有効期限が切れてしまった場合

クレジットカードが急に使えなくなってしまった場合には、まずはクレジットカードの有効期限を確認してみてください。

例えば「2017年の11月まで使えますよ」というクレジットカードの場合には、2017年の12月1日以降は有効期限切れにより使えなくなります。

クレジットカードの表面には有効期限が4ケタの数字で記載されていますので、まずはじっくりと確認してみてください。通常は最初の2ケタの数字が有効期限の月を、次の2ケタの数字が有効期限の年を示しています。

具体的には以下のようになります。

  • 12/15と表示されている場合には→有効期限は2015年12月までになります。
  • 05/18と表示されている場合には→有効期限は2018年5月までになります。
  • 01/20と表示されている場合には→有効期限は2020年1月までになります。

通常は有効期限前の数カ月前になると更新が行われ、登録した住所に新しいクレジットカードが郵送で届くことになります。

クレジットカードの有効期限は5年間となっていますので、有効期限切れが近づいても新しいカードが届かない場合にはカード会社に電話をして問い合わせてみてください。

利用限度額いっぱいまで利用している場合

クレジットカードには利用者ごとに利用限度額の上限が設定されていますので、すでに利用限度額いっぱいまで利用している場合にはそれ以上の利用はできなくなります。

利用限度額は年会費無料のクレジットカードでは10万円から30万円程度、年会費の支払いが必要なゴールドカードなどの場合には50万円から300万円程度が設定されることが一般的なのですが、実際の利用限度額は利用者ごとに審査によりカード会社が決定することになります。

例えば「たくさん買い物をしたなぁ!」という月などには、認められた利用限度額を使い切ってしまうことががあるかもしれません。

クレジットカードの利用限度額を一度使い切ってしまった場合でも、その後カードの支払いを行えばその分だけ枠が回復して再びクレジットカードの利用が可能になります。

例えば利用限度額30万円のカードで30万円の買い物をした場合には、分割払いで10万円の支払いをすれば10万円までの利用が可能になりますし、あるいは一括で30万円の支払いをすれば30万円までの利用が可能になります。

ただしクレジットカードのリボ払いを利用している人の場合には、月々の元本の支払い額が少なくなってしまうため、一度利用限度額を使い切ってしまうとその後のカードの利用に支障をきたすことが多くなります。

リボ払いは利用額にかかわらず月々一定の金額を返済していく方法であり、月々の返済の負担を軽減できるというメリットがあります。

ただし月々の支払いに占める利息の割合が大きくなるため、返済が長期化して返済総額が増えてしまうのです。

クレジットカードの利用限度額を使い切ってしまうことが多い人は支払い方法として一括払いを選択するか、あるいはリボ払いを選択するのであれば使いすぎにはくれぐれも注意をしてください。

利用限度額と現在の利用額をしっかりと把握して、利用限度額を使い切ってしまわないように余裕を持ってカードを利用しましょう。あるいは返済に余裕があれば、繰り上げ返済を積極的に活用することをおすすめします。

繰り上げ返済を行った場合には全額が元本の支払いに充当されますので、その分だけ利用枠が回復することになります。

高額商品を購入しようとした場合

普段高額な買い物にクレジットカードを利用しない人は、クレジットカードで大きな金額(5万円~10万円以上)をしようとするとカードが使えない場合があります。

これは第三者によるクレジットカードの不正利用を防ぐために、フロアリミットと呼ばれる利用上限が設定されていることが理由となっています。

通常はカード会社による確認が行われ、カード名義人による使用であることが確認されればカードの利用が可能になります。携帯電話などにカード会社から確認の連絡がありますので、カード会社の担当者の質問に落ち着いて丁寧に回答するようにしましょう。電話がかかってこない場合には連絡先の登録などが間違っている可能性がありますので、カード会社に電話をして確認をしてみてください。

クレジットカードの支払いを延滞した場合

クレジットカードを利用した場合には、月々の口座振替日に利用した分を支払うことが必要になります。

何らかの理由により支払いができずに延滞をしてしまった場合には、クレジットカードの利用停止処分が行われます。

クレジットカードも借金の一種ですから、利用した分については契約通りに支払うことが必要になりますし、契約を守らなければクレジットカードの利用そのものが停止されてしまうのです。

クレジットカードの支払いがどうしても難しいという場合には、あらかじめクレジットカード会社に連絡をして対応策を相談してください。返済が難しい理由や状況などによっては支払期限の延期や利息分のみの支払いなど、柔軟な対応が受けられるかもしれません。

一方で正しく支払っているつもりなのに利用停止処分が行われた場合には、クレジットカードの利用履歴や銀行口座の残高などを確認してみてください。

口座残高が不足すると引き落としによる支払いの手続きは行われませんし、あるいは第三者の不正な利用が原因で利用停止処分が行われる場合などもあるようです。

不正な利用により高額な請求が行われると、口座残高が不足となり引き落としができないため利用停止処分が行われるのです。

クレジットカードの名義人に明らかな落ち度がなければ、不正利用された分についてはクレジットカードに付帯する保険による補償が適用されますので、第三者による不正な利用が行われた場合にはすぐにカード会社に連絡するようにしましょう。

紛失届や盗難届などが提出された場合

あなた自身や家族などによる紛失届や盗難届が提出された場合には、クレジットカードの利用停止処分が行われることになります。

紛失したと思っていたクレジットカードが出てきた場合などには、自分自身で紛失届や盗難届を提出していないかどうか確認してみてください。

利用停止処分が行われたカードを再度利用するためには、カード会社に連絡をして利用停止処分を解除してもらうことが必要になります。

磁気ストライプに異常が生じた場合

クレジットカードには磁気ストライプと呼ばれる箇所(カード裏面の銀色や茶色の帯の部分)があり、この部分に磁気情報として利用者に関するデータが記録されています。

強い磁力を発する家電製品やスマートフォンやマグネットなどはクレジットカードの磁気ストライプに影響を及ぼして読み取り不良を発生させる可能性がありますので、クレジットカードの保管場所にはくれぐれも注意をしてください。

磁気ストライプの以上の有無は、ICチップ決済ができる店舗などで確認することができます。読み取り不良のカードでICチップ決済ができるのであれば、読み取り不良は磁気ストライプの異常が原因だと特定することができるのです。

クレジットカードの磁気ストライプの異常が生じた場合には、カード会社に連絡をしてカードの再発行を申請しましょう。

ICチップに異常が生じた場合

磁気ストライプに異常がなくてもICチップに異常が生じると、クレジットカードが使えないことがあります。

店頭でカードを利用する際に暗証番号の入力を求められる場合にはICチップによる決済手続きが行われますので、ICチップに異常が生じた場合には暗証番号入力による支払いでなく、サインによる支払いに変更すればクレジットカードが利用できるかもしれません。

例えばデパートや家電量販店などではカードが使えないのに、コンビニの支払いにはカードが問題なく使えるという場合には、ICチップに異常が生じている可能性が高いといえるでしょう。

店頭の読み取り端末が故障している場合

クレジットカード自体に問題がなくても店頭の読み取り端末が故障している場合には、クレジットカードの利用ができなくなります。

思い当たる理由がないのにクレジットカードが利用できないという場合には、店頭の読み取り端末の故障が原因かもしれません。

そのような場合には別の店舗でクレジットカードが使えるかどうかを試して、カードが利用できない原因を特定してください。

店頭の読み取り端末の故障以外には、カード会社のシステムダウンが原因でクレジットカードが利用できない場合などがあります。

例えばNTTデータのシステム障害が原因で、2015年9月5日には全てのクレジットカードの決済ができない状況が発生しました。

システム障害が発生した場合には、すぐにカード会社からクレジットカード加盟店に連絡が行われることになります。

多くの店舗には店頭の読み取り端末が故障した場合に使用する決済セットが用意されていますし、あるいは電話によるクレジットカードの決済手続きなどを行うこともできますので、どうしてもカードを利用して買い物がしたいという場合にはお店に相談をしてみましょう。

それでもカードが利用できない理由がわからない場合には?

今回はクレジットカードが利用できなくなった場合に考えられる様々な理由についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。それでもカードが利用できない理由がわからないのであれば、カード会社に電話で確認をしてみてください。

カード会社では利用者からの問い合わせにより、あなたのクレジットカードの利用履歴や利用限度額までの残り金額や紛失届や盗難届などの提出の有無などを調査しますので、クレジットカードが利用できない理由が判明するはずです。

クレジットカードが利用できない理由としては、カードそのものに問題がある場合と、カードの利用に問題がある場合とがあります。

カードの変形や破損などについては取り扱いに原因があることがほとんどですから、カードの保管方法などを見直して丁寧に取り扱うようにしましょう。

カードの利用に問題がある場合には、カードの使いすぎや返済の遅延などがその原因となっていることが多いようです。クレジットカードは返済能力の範囲内で、くれぐれも計画的に活用することを心がけてください。

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