クレジットカードを作るときには、指定個人信用情報機関のCICに信用情報が登録します。これは確実なことです。改正貸金業法によって、総量規制というものが実施されるようになりました。
その中で、貸金業者は指定信用情報機関に加盟することが義務付けられたのです。
しかも借り手の借入残高をトータルでいくらあるのか把握しないといけません。指定個人信用情報機関は複数ありますが、それぞれ情報の交流を行っています。
クレジットカードを持っている人の中でも、CICで自分の信用情報が管理されていることを知らない人も多いです。
カードを使った買い物を楽しみたいのであれば、個人信用情報の仕組みを理解しておくべきです。
登録はいつ行われる?
個人信用情報の登録は、迅速です。カード会社の入会申し込みの中で、多くの所がWEB申込に対応しているはずです。このWEB申し込みをすれば、カード会社はリアルタイムといっていいくらいに個人信用情報の照会作業に入ります。
まず申込の段階で、皆さんの信用情報には申し込みをしたという情報が載ります。
申し込みを受け付けると、カード会社では審査を実施します。その結果、もし問題ないようであれば、クレジットカードが発行されます。
ちなみにこの審査クリアした段階で、皆さんの個人信用情報には成約情報というものが新たに登録されます。成約情報には、クレジットカードの場合、極度額がいくらなのかなどのような契約内容が書かれます。
ちなみに申込情報があって成約情報がない場合、それでカード会社は審査に落ちたということを推測できます。
ちなみに申込情報に関して、半年は信用情報に登録されます。
もし半年以内にいろいろなカード会社に手あたり次第に申し込みをすれば、申し込みブラックになります。申し込みブラックの段階で、ほぼ無条件で審査に落とされると思ってください。
むやみやたらに申し込みをすると、自分の首を絞める結果になります。
成約情報が登録されるタイミングは、カード会社によって異なります。数日の場合もあれば、アメリカンエキスプレスなどは1カ月半後に登録されるケースもあります。
このため、アメリカンエキスプレスの審査に合格しても、時間が十分経過していないうちにほかのカード会社に申し込みをすると成約情報が載っていないので、審査に落ちたと誤解されるケースも出てきます。
情報更新はカード会社によりまちまち?
CICでは、カード利用した際の入金状況が24か月間にわたって記載されます。この入金状況の更新のタイミングはどのようになっているのでしょうか?
こちらは結論から先に言いますと、カード会社やローン会社によってまちまちとしか言いようがありません。
毎月31日ごろに情報の更新をするというカード会社が多いようです。しかしその他にも1日とか14日、21日、26日などバラバラのタイミングで更新されます。アメリカンエキスプレスなどは、住所変更や延滞を起こしたとき以外には、原則として情報更新を行わないという所もあります。
しかもカード会社によっても時期によって、情報更新のタイミングが変動するケースも見られます。もし報告日がどのようになっているか知りたいのであれば、CICに対して個人信用情報の開示請求をして確認すべきです。
個人信用情報を見ることは、間違いが起きていないかを確認するためにも重要
過去には一つの会社で信用情報において、大量の誤登録を起こした事例もあります。
100%間違いなく正しい利用記録を登録している保証はどこにもありません。
皆さんの関係ない所で、信用情報を傷つけられることもありうるわけです。