街中を見てみると、スマートフォンユーザーの割合がかなり増えていることがわかります。スマホはケータイショップや大手電気量販店で販売されていますが、スマホは端末が5~7万円程度するのが相場です。
このため、気軽に一括で購入できるという人はそう多くはありません。
最近のスマホを見てみると、分割で購入できるサービスが主流になっています。携帯端末の支払いを分割にして支払えば、負担できるという人もいるはずです。
ちなみに各携帯キャリアとも、割引キャンペーンを実施していて、割引を利用すれば端末の月々の料金が実質ゼロになるサービスもあります。ところでこの分割払いで忘れてほしくないのは、ローンを組んでいるのと一緒ということです。
分割払いの支払い状況は個人信用情報に登録される
現在主要な携帯キャリアは、個人信用情報機関に加盟しています。そして皆さんの携帯端末の分割払いの支払い状況を逐一報告しているのです。
もしも携帯端末の分割払いを延滞してしまうと、その延滞の情報は個人信用情報に登録されてしまいます。
この個人信用情報は、クレジットカードやローンの申し込みをする時に照会されます。そこでもしたとえ携帯端末とは言え延滞の事実があれば、審査に悪影響をもたらします。
携帯端末の分割払いの場合、月々数千円になるはずです。
この少額でも延滞してしまうのは、お金のルーズさの部分からも問題があると判断されかねないのです。
実は若者の間で、クレジットカードやローンの審査を受けたところ、カードやローンの支払でトラブルを起こしたことがないのに非承認となってしまうケースが出てきています。
原因を調べてみると、携帯端末の延滞だったということもままあります。
携帯端末の分割払いの延滞があれば即NG?
個人信用情報の入金情報には、支払い状況に応じていろいろな記号が付けられます。
問題なく期日内に支払いを済ませているのであれば、$マークがつくはずです。しかしもし延滞をしてしまうとAマークがついてしまって、複数回Aマークが出没すると審査の時にマイナスになります。
ところでこのAマークですが、期日に1日でも遅れればついてしまうのでしょうか?結論から言いますと、ほとんどのケースで1日くらい延滞しただけでAマークを付けることはないと思ってもらって結構です。
うっかり支払いを忘れていたということもありうるので、そこまで厳格な運用はされていません。
しかし延滞が続くようであれば、Aがつく可能性は大いにあります。Aがつくかどうかの基準となるのは、利用停止になっているかどうかだと思ってください。滞納が続くと、通話停止の処置がとられ、スマホが利用できなくなってしまいます。
この状態まで行ってしまうと、個人信用情報にもAマークのついている可能性は極めて高いと判断した方がいいです。
異動情報=ブラックリストに載ると・・・
またA以上に深刻なのは、個人信用情報に異動情報が掲載されるかもしれないという点です。異動情報とは世間一般でも広く使われるブラックリストに載った状態で、こうなるとクレジットカードもローンも利用できなくなると覚悟してください。
携帯端末の延滞が61日以上続くと、異動情報が個人信用情報に登録されてしまいます。いったん異動情報が登録されてしまうと、5年間はその情報が消えません。
携帯電話の料金の延滞に関して、あまり深刻な問題としてとらえていない人も少なからず存在しています。
すぐにサービス利用ができなくなるわけでなく、再度請求した時日払えばいいやくらいの感覚の人もいるようですが、このように延滞が思わぬ事態を引き起こすことも考えられうるのです。