初めてクレジットカードを作る、あるいは2枚目のクレジットカードが欲しい。
そういったときに「どのクレジットカードを選ぶべきなのか」さらに言えば「VISAとMasterCardのどちらを選ぶべきなのか」迷っている方がたくさんいるようです。
結論を述べると、日本国内だけで利用するならVISAだろうがMasterCardだろうが不便なく使えるはずです。もちろんVISAしか使えない、あるいはMasterCardしか使えないお店もあるでしょうが…そこまで大した違いは無いように感じられます。
そうなると、何を基準にカードを選ぶべきなのか余計に分からなくなるかもしれません。結論を言ってしまえば「国内で使うなら好きな方を選べばいい」となりそうです。
とはいえVISAとMasterCardの違いだったり、使い勝手だったり…といった部分は間違いなく存在していますし、知っていた方が良いこともあるので、いくつか紹介していきたいと思います。
使えるお店の数
VISAカードとMasterCardを比べるときの重要なポイントのひとつとして「使えるお店」つまり加盟店の数が挙げられます。結局のところクレジットカードが人気を集めているのは手軽に決済できるからですよね。いざカードを使おうと思ったらそのカードは使えなかった…では話になりません。
実は「クレジットカードが使えるお店=VISA、MasterCardが使えるお店」と言い切っても過言ではありません。それだけ日本国内はVISAとMasterCardの加盟店が多いことになります。
詳しい加盟店の数が公表されているわけではありませんが、どちらのブランドを選んでもほぼ同じ感覚で使えます。実際にお店の入り口やレジに貼ってある対応ブランドシールを見れば、VISAとMasterCardの両方が記載されているでしょう。
2枚目のカードは重複させないように
すでにVISAカードを持っていて2枚目もVISAカードにする。別に問題がないように感じられるかもしれません。しかし可能なら2枚目はMasterCardにした方が何かと都合が良いと思います。
もちろん今MasterCardを持っていて2枚目はVISAカードにする、というのも同じことです。
詳しいことは後述しますが、複数の国際ブランドカードを所持していた方が決済が便利になります。特に海外旅行でより強く実感できるでしょう。
JCBも視野に入れてみよう
すでにVISAカード、MasterCardを所持しているなら2枚目はJCBにする、というのはなかなかオススメです。JCBは日本産の国際ブランドで、使い勝手としてはVISAやMasterCardとほとんど同じ。
ですが、JCB独自のサービスが用意されているのでそれを目的にサブカードを作ってみるのもアリだと思います。
JCBは多くの日本人が観光する場所、例えばハワイやアジア圏内などなら国内と同じくらい便利に利用できますが、これら以外の国だと対応していないことが多々あります。
そのため「JCBは海外旅行には適していない」と言われがちなのですが、海外での優待サービスを始めとしたいくつかのキャンペーンや特典が用意されています。その時々によって内容が異なるのでぜひチェックしてみてください。
海外での使い勝手をチェック
国内だとVISAとMasterCardの違いはあまり実感できないかもしれませんが、海外で利用する場合は差が出やすいです。
例えばオーストラリア、ヨーロッパだとMasterCardしか使えないお店が多い傾向にあります。逆にアメリカだとVISAしか使えないお店が多いです。
もちろんある程度大型のお店、例えばデパートやホテルはどちらのブランドも使えることが多いですが。そう考えると、結局のところVISAとMasterCardの両方を持っているのが一番安心だと言えるでしょう。
ヨーロッパ圏などに旅行する時はMasterCardを、アメリカに旅行する時はVISAを持っていけばひとまず大丈夫だと思います。この傾向はここ数十年でだいぶ薄れてきてはいます。
なのでそこまでこだわらなくても良いかもしれません。特に首都圏や観光地だと両方に対応しているお店がほとんどになります。それなら思い切って2枚目はJCBにする、という選択肢も生まれてきますね。