クレジットカードのグレードの中で、現実的に入手できる範囲内で最上級と言えるのが「プラチナカード」です。
グレードを順に見てみると、一般→ゴールド→プラチナ→ブラックになります。
しかしブラックカードは桁外れのお金持ちでない限り所有することはできないので、私たちにとってはプラチナカードが最上級グレードのカードだと言えるでしょう。
実はプラチナカードが登場したのは比較的最近のこと。日本国内ではAMEXが1993年に初めて発行しました。これを皮切りに、他のカード会社もプラチナカードに相当するグレードを提供し始めた、という背景があります。
実際カードのデザインを見るとプラチナをイメージしたものが多いです。
目次(もくじ)
プラチナカード、実はそこまで難しくない?
プラチナカードを取得するのは相当厳しい基準をクリアしなくてはならない、と思われがちです。
確かに誰でも簡単にとは言いがたいですが、思っているよりは簡単かもしれません。特にここ数年は以前よりもずっと審査が緩くなっている傾向にあります。
具体的な審査基準は各カード会社によって異なってくるのでハッキリと断言はできませんが、ひとつの目安として
「ゴールドカード所持者で年間100万円以上支払いに使っている」
「ゴールドカードを所有し始めてから2年以上経過」
といったポイントがあると言われています。
もちろん年収や職業といった審査をクリアする必要もあります。実際身の回りの人たちでプラチナカードを所有している人はちらほらいるのではないでしょうか。
例えば会社の役員だったり、ある程度の役職に就いていればプラチナカードを所持しようと思えばできる人はたくさんいるはずです。
気になるプラチナカードの特典
カードにもよりますがプラチナカードは年会費がとても高いです。
年会費無料が基本になっている現在のクレジットカード事情を考えると、それ相応の特典がないとわざわざプラチナカードを取る必要はないように感じられます。
そういうわけでどういった特典があるのかチェックしてみましょう。
コンシェルジュサービス
普通ならホテルや航空券、レストランの予約は自分で行わなくてはなりません。しかしプラチナカードを所持している人はコンシェルジュを利用することができ、電話1本で予約代行をお願いできます。
もちろんそれだけではなく、実に様々なお願いができるので「ちょっとした秘書」ができるようなものです。
保険がさらに充実
一般カードからゴールドカードにグレードアップするだけでかなり付帯保険の内容が充実するのに、そこからプラチナカードにグレードアップするとさらに内容が充実します。これはどのカード会社の同じようです。
無料や半額サービスも
プラチナカードを提示することでスイートルームが半額になったり、高級レストランで1人分が無料になったり…といった無料や半額サービスが多く用意されています。
しかしこれはカード会社によって内容が随分と変わってくるようです。
ステータス
「プラチナカード所持者=カード会社から絶大な信頼を受けている」という証明になります。つまり、カードによるステータスのひとつになりうるわけです。
ある程度の役職に就いていたりすると周囲の人から「頑張ればこんなふうになれるんだ!」という目標にならなくてはいけない立場に置かれますよね。
そういったときにプラチナカードがあると視覚的にも分かりやすい!もちろん単純に「俺はお金持ち!」という証明にもなります。また国内だとそうでもありませんが、海外に出かけたときにステータスの違いを実感できる場面が多々出てくるでしょう。
プラチナカードを入手するには?
プラチナカードを入手する方法は大きく分けて2種類になります。
インビテーション・カード会社からの勧誘
一般カード会員からいきなりプラチナカード会員になるのは難しいです。ということでまずはゴールドカード会員になることを目指します。
ゴールドカード会員になってからしばらく経過するとクレジットカード会社から「プラチナカード会員になりませんか?」といったお誘いを受けることがあります。
これを専門用語で「インビテーション」と言います。
勧誘を受ける基準は上記した通り、各カード会社によって異なります。よく言われているのは「年間100万円以上のカード利用」「ゴールドカード会員になってから2年以上経過」が目安。
新規申込み
ブラックカードの場合は基本的に新規申込みは受付ていませんが、プラチナカードまでなら申込みを受付ているカード会社がほとんどです。
もちろん一般カードすら持っていないのにいきなり新規申込みは厳しいでしょうが、すでにゴールドカード会員になっていて、プラチナカードが欲しい、という人は新規申込みしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
プラチナカードはよほどのお金持ちでなくても目指せるグレードです。カード会社によって取得難易度は随分変わってきますが、年収800~1000万円クラスならまずプラチナカード会員になれると思います。
もちろん年収が高いというだけではダメで、クレジットカードを使っている実績(いわゆるクレヒス)も関係してくるので一朝一夕で手に入れるのは難しいかもしれません。
しかし嬉しい特典がたくさん用意されていますし、何よりステータスカードとして利用できるのも大きなポイントです。
年会費がそれなりに高いので無理をしてまで手に入れたいものではないかもしれませんが、カード使いの人はプラチナカードを目指してみるのも良いかもしれませんね。