クレジットカードの審査で通らないケースとして、個人信用情報にブラック情報の書かれている事例がまずあります。
ブラック情報は債務整理をしたとか延滞を続けたなどが理由なので、カード発行できないとなるのは自然です。
しかしクレジットカードにはもう一つ、スーパーホワイトの人にもカードをなかなか発行しないケースがあります。
スーパーホワイトとは
スーパーホワイトとはどのような人かというと、30歳以上で今までカードローンやクレジットカードの利用実績の一切ない人のことです。信用情報に一切の入金状況や契約内容が書かれていないまっさらの状態なので、スーパーホワイトといわれます。
ずっと現金主義できた人は、スーパーホワイト扱いにされてしまいます。
ちなみにクレジットカード業界では30歳以上になると、「高齢」と呼びます。このためスーパーホワイトのことを「高齢クレヒスなし」とか「高齢ホワイト」などと呼びます。しかしホワイトであれば、借金をしたこともなければ、過去に金融事故も起こしたこともないはずです。にもかかわらず、なぜクレジットカードの審査に引っ掛かってしまうのでしょうか?
スーパーホワイトの審査に通りにくいわけとは?
実はスーパーホワイトの場合、金融機関の審査担当者は「過去に金融事故を起こした人ではないか?」と疑ってかかるから審査に通りにくいのです。冒頭に紹介したブラック情報の載っている人は、カードの審査にはまず受かりません。
しかしブラック情報は一度掲載されてしまうと、永遠に消えないわけではありません。
金融事故を起こしてから5年経過すると、ブラック情報は抹消されます。ただし5年間、ローンを組むこともカードを作ることもできません。
つまり金融取引が一切ないわけです。このため、ブラック情報が抹消されると残されるのはまっさらな信用情報だけとなります。
ある程度の年齢に達していて、何もカードやローンの取引が記録されていないとなると、元ブラックを疑われてしまうわけです。ちなみにまっさらの信用情報は全く一緒の状態なので、スーパーホワイトなのか元ブラックなのかの区別はつきません。
スーパーホワイトか元ブラックかの判断がつかない以上、元ブラックの可能性を疑わざるを得ません。
また同じような金融事故を起こすのではないか、このような懸念を持たれるので高齢のスーパーホワイトは審査に通りにくくなってしまうわけです。
スーパーホワイトが審査をクリアするには?
スーパーホワイトがクレジットカードの審査をクリアするためには、利用履歴を作ることです。
しかしカードの審査を通すのは難しいので、ほかのアプローチで利用実績を積み重ねる以外に方法はありません。そこでおすすめなのは、スマートフォンを購入することです。
現在スマホは、分割払いに対応している機種がほとんどです。分割払いで携帯端末を購入することは、事実上ローンを組んでいるのと一緒です。つまり分割払いで決められた期日までに料金の支払いをすれば、個人信用情報に支払履歴が掲載されます。
そうすれば、スーパーホワイトの状態から脱出でき、カードの取得がやりやすくなるわけです。
まとめ
最初のクレジットカードをどこにするかも重要なポイントです。もし銀行口座を持っているのであれば、キャッシュカード一体型のクレジットカードを作っておくといいです。
その他には、スーパーやデパートのクレジットカードは審査に通りやすいものが多いので、自宅近くのお店のカードを持つ方法もあります。
スーパーホワイトに心当たりのある方は、カードの申し込みをする時に慎重であるべきです。