クレジットカードの宣伝がコマーシャルなどでしばしば流れていますが、その中でしきりと「リボ払い」という用語が使われていることに気が付きませんか?リボ払いとは、正式にはリボルディング払いになります。
一括払いや分割払いとともにカードの支払の主な方法の一つに数えられています。
リボ払いの特徴は、利用金額や利用回数に関係なく、毎月一定の支払いをすればいいという方法です。月の支払金額が決まっているので、家計のやりくりがしやすくなります。
また月々数千円のリボ払いとしているクレジットカードもあるので、気軽にショッピングが楽しめるという所も人気の理由です。しかしリボ払いには注意すべきポイントもあることも理解しておかないと、結局損をする可能性もあります。
金利が高い
クレジットカードの支払で一括と2回払いまでであれば、一切金利はかかりません。このため、カードユーザーの90%以上の人が金利のかからない支払い方法を選択しています。3回以上の分割払いとリボ払いの場合、金利が発生します。
分割払いの場合、一般的に返済回数が多くなればなるほど金利も高くなります。しかし年利で換算すると、分割払いの金利は10%くらいになります。
一方リボ払いの場合、金利を見てみると返済回数に関係なく一律で10%台後半の金利設定としているカード会社が多いです。利息制限法では、債務額に対して15~20%の金利を上限としていますが、上限金利一杯に設定されています。このため、利息の支払いで余計に金銭の負担をしないといけないということは頭に入れておくべきです。
またリボ払いの場合先ほども紹介したように、毎月一定の金額を支払うシステムになっています。このため、自分が高い利息の負担をさせられているという意識に希薄な傾向が見られます。
たとえば、金利15%のリボ払いとして、50万円の買い物を毎月2万円ずつ支払うリボ払いを選択したとします。そうすると利息の支払だけでも10万円以上の負担を強いられます。
支払期間のわかりにくさ
リボ払いの場合、毎月一定の金額を支払えばいいとしています。しかもいくら買い物をしても一定の金額であるところに注意しないといけません。
つまり高額な買い物をしてしまうと、毎月支払っていてもなかなか完済扱いにされないという点です。このようにいつになったら返済が終了するのか、わかりにくい所もリボ払いで注意すべきポイントといえます。
またクレジットカードのショッピング枠には、利用限度額が設定されています。この利用限度額いっぱいまでであれば、リボ払いでたとえ前回の買い物の代金を完済していなくてもまたショッピングでカードの利用ができます。
「いつの間にか借りすぎている…」という事態を避けるために
このようにリボ払いをしながらショッピングを繰り返し行っていると、結局のところ自分はカード会社に対してどれだけの借入残高があるのかが見えにくくなってしまいます。
その結果、気が付いた時には借り過ぎの状態に陥っていて、返済額も莫大になっていたというケースもあります。その結果返済が困難になってしまって途方に暮れるという事例も少なくありません。
まとめ
リボ払いでクレジットカードを利用する場合には、自分はどれだけの債務を背負っているのかを常に意識することが大事です。
そして借り過ぎないように資金の管理をして、気軽にクレジットカードを使ってショッピングしないように心がけてください。
借入残高が少し大きくなっているのであれば、ほしいものがあったとしてもカードを使って買い物しないことです。このように節度を持って利用すれば、リボ払いは便利な支払い方法になりえます。