クレジットカードの審査の悩みに答えます

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個人情報の取扱い

カードローンで特定の個人信用情報機関で照会している所はなし!

更新日:

141027c

クレジットカードやカードローンの申し込みをすると、個人信用情報機関に照会します。

その中で、申し込みをした人が過去にトラブルになった経験はないかどうかをチェックします。ところでこの個人信用情報機関は、いくつかあります。

カード会社のほとんどが加盟しているCICがあれば、金融機関が加盟している全国銀行個人信用情報センターなどです。

抜け道はほぼないと考えよう

このように言われると、「ある信用情報機関ではだめでも、ほかの信用情報機関であればブラックになっていなくて審査をパスできるかもしれない」と考える人も出てきます。

「カード会社の審査はだめだったからCICはブラック扱いなのだろう、なら全国銀行個人信用情報センターで信用情報照会しているカードローンなら大丈夫では?」と考える人もいるようです。

結論から言いますと、特定の個人信用情報機関だけで情報照会を行っているカードローンはないといっていいです。

保証会社を通している

確かに銀行系カードローンの場合、全国銀行個人信用情報センターにしか加盟していないケースもあります。しかし銀行系カードローンの場合、保証会社も審査を行っています。この保証会社が審査をする時には、CICとかJICCといった別の個人信用情報機関で照会しています。

つまりどのカードローンに申し込みをしても、複数の個人信用情報機関で照会を行います。そしてもう一つ頭の中に入れておいてほしいのは、各個人信用情報機関では情報共有ができるシステムを取っている点です。

ですからAという個人信用情報機関でブラックになっていても、Bという所では載っていないということは起こりえないのです。どこで信用情報の照会をしても、ブラックリストに載っている人はその情報がばれ、審査をパスできない可能性は高いわけです。

「他を紹介しろ」も無理

「あなたの所の審査に落ちたのだから審査を通るカードローン会社を教えてくれ」とか「CICの審査がダメだったみたいだから、全国銀行個人信用情報センターで審査をしている所を教えろ」このようなクレームをつける人も中にはいます。

まず全国銀行個人信用情報センターだけで信用情報の照会をしている所は、上で見たようにありません。特にブラック情報は各情報機関で共有しているので、どこに申し込みをしてもばれます。

あと「ほかのローン会社を紹介しろ」というのもできません。

なぜかというと個人情報保護法があるからです。申し込みをする時に用紙を見てください。そうすると「個人情報保護法により、お客様の個人情報は申し込み審査のみに利用します」などと書かれていませんか?

単一の目的のために皆さんの大事な個人情報を使いますという意味です。

このため、申し込みに書かれている個人情報をほかのカードローン会社に紹介できないかどうか判断するのは、法律の趣旨に反する行為になってしまうのです。

このようなことは、カード会社やローン会社では行えません。本人がたとえ「そうしてくれ」といったとしてもダメなものはダメです。

このような要求をしてくるお客さんの中には、だんだん話がエスカレートしてしまう人もいます。「行くから待ってろ!」というようなことを言ってくるケースもあります。

しかしこのようなクレームを受け付けているコールセンターでは、受付担当とその上司がいて問題のあるお客さんの場合話している内容をしっかりと共有して聞いています。

まとめ

もしかなり問題のある態度をしていると、社内ブラック扱いにされる可能性も出てきます。

社内ブラックとは個人信用情報機関と別に、自分たちでブラックリストを管理するシステムを差します。

もし社内ブラックになってしまうと、半永久的にそのカード会社やローン会社の審査はクリアできなくなるので注意です。

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