個人信用情報にどのようなことが書かれているかによって、クレジットカードの申し込みをしたときの審査結果も大きく影響を受けます。
個人信用情報は皆さんが開示請求をしても入手できます。
クレジットカードの審査に受かるかどうか不安に感じているのであれば、一度自分の個人信用情報を取り寄せてみるのはいかがでしょうか?
クレジットカード会社が指定個人信用情報機関として加盟しているのは、CICです。カード申し込みをする前に自分の個人信用情報が気になるのであれば、CICに開示請求してみてください。
CICの個人信用情報は大きく3つの項目により構成されています。
属性
CICの個人信用情報の属性とは、簡単に言えばみなさんの個人情報です。
名前や住所、電話番号、生年月日、勤務先、勤務先の連絡先、本人確認書類の番号などが記載されています。もし結婚している人の場合、配偶者の氏名も書かれています。
たとえば皆さんが転職をして、新しい会社で仕事をしていたとします。
個人信用情報を紹介すれば、異なる勤務先の情報が書かれているので詳しく突っ込まれる可能性もあるわけです。
契約内容
契約内容とは、皆さんがどのようなクレジット契約を結んでいるのかについての情報が記載されています。
ちなみにクレジットカードの場合には、「カード等」と記載されているはずです。
その他の買い物をして分割のローン契約をしている場合には「個別割賦」と書かれます。最近では携帯電話も分割で購入できる時代ですが、分割で購入した場合には個別割賦と記載されるわけです。
若い人の間で、クレジットカードの審査に落ちるという事例がしばしばみられます。
本人は心当たりがないといいますが突き詰めていくと、携帯電話の分割払いをしていて延滞の事実が見つかったというケースもあります。
携帯の分割を期日通りに行わないと、「お金の感覚がルーズ」と思われてしまって、審査に不利になるわけです。
お支払いの状況
お支払いの状況とは、現在どのくらいの残債を抱えていて、いくらの入金があったのかということについて記載されています。お支払いの状況の中で、「返済状況」という項目があります。
この返済状況の欄に「異動」と書かれていれば、ほぼクレジットカードの申し込みをしても審査には受からないと思っておくべきです。
異動とは
異動とは、返済日から61日以上もしくは3か月以上にわたって滞納がある、もしくはあったことを意味しています。よく信用情報で、ブラックリストに載るという表現を用います。
異動情報の書かれていることは、ブラックリストに載った状態であると思ってください。
ちなみに延滞をして、異動情報が載ったとします。この異動情報を消すための方法は
1.速やかに返済をすること
2.弁護士や司法書士に相談して債務整理の手続きを始めること
の2つしかありません。
債務整理をすると5年間は情報が載りますが、延滞し続けている間はずっと異動情報は消えません。
入金状況
お支払いの状況に関連して、入金状況というものがあります。これは過去24か月間にさかのぼって、毎月のカードやローンの支払いがどのようだったかということを表した情報です。
期日通りにクレジットカードの代金やローンの返済を支払っているのであれば、$マークが付けられます。
ところがもし延滞をしてしまったのであれば、Aマークがついてしまいます。入金状況の中に、Aが所々に見られるのであればカード会社の審査担当の心証が悪くなります。
その他
その他にもマークがついているのも芳しくありません。
Pとは請求額の全額ではなく、一部の入金しか確認できなかった場合につきます。このような所をチェックして、カード会社は審査の合否を判定しているわけです。