クレジットカードは正しく使用することができれば非常に便利なものなのですが、間違った使い方をすると様々なトラブルを引き起こす原因となりかねません。
そういうことでここではクレジットカードを利用する上で最低限覚えておきたい事を紹介していきます。
暗証番号
暗証番号はクレジットカードの申込み時に自分で好きに設定することができます。しかし、控えは発行されないため、万が一暗証番号を忘れてしまった時は大変です。
忘れることがないように設定することが大切。
と言っても覚えやすい数字、例えば生年月日だったり、電話番号の一部を使用する、といったものはできません。
これは他人から推測される可能性が高いからです。もし生年月日を設定したい、という場合は第三者からつながりがあることが分からない人のものにしましょう。
例えば、友人の生年月日など。少なくとも自分や家族のものは控えるべきです。もしも暗証番号を忘れてしまった場合はカード会社に問い合わせることによって確認することはできます。
しかし、電話での確認はNGです。基本的には郵送にて送られてきます。
また、カード会社によっては暗証番号を忘れた場合は再設定しなくてはならず、時間と手間がかかります。
一部の店舗ではカードを利用する際に暗証番号の入力が求められるので、忘れてしまうと一時的にカードが使えないことになります。
不正利用に注意する
クレジットカードは暗証番号さえ漏れなければ大丈夫、というわけではありません。実際に利用したことがある人なら何となく分かると思います。
カードにはカード番号、名義、有効期限、セキュリティーコードが記載されています。
そしてその気になればこれらの情報だけでカードの支払いができてしまいます。特にネットショッピング、ネットサービス関連に使用したことがある人なら分かると思います。
暗証番号がなくても支払いができてしまう場合は結構多いです。
なかにはセキュリティーコードの入力も省略されているところもあるので、不用意にカード番号や名義、有効期限が他に漏れることがないようにしましょう。
万が一紛失や盗難が発覚した時はすぐにクレジットカード会社に連絡をして利用停止手続きを行います。
締め日や支払い日
クレジットカードは基本的に銀行振替へ支払うことになります。つまり、締め日と支払い日があるわけです。
これはカード会社によって設定が異なるので、複数のクレジットカードを所持している場合は注意しておきましょう。
この締め日や支払い日を把握できていないと、計画的なクレジットカード仕様が難しくなってしまいます。
もしうっかり口座にお金を入れておくのを忘れていて、そこから延滞が発生してしまうと信用情報に傷をつけることになりかねません。
延滞は重く考える
「学生なんだからちょっとくらい延滞があってもしょうがない」という気持ちでクレジットカードを使っている人も多いですが、当然通用するわけがありません。
クレジットカードの支払いの延滞が起こるのは絶対に避けるべきことです。というのも、延滞は信用情報を大きく傷つける原因のひとつだからです。
一度でも信用情報に傷がついてしまうと、現在利用中のクレジットカード会社からの信用を失ってしまうだけでなく、他のカード会社やキャッシング会社、果てには銀行からの信用まで失います。
どうして色々な会社から信用を失ってしまうのかというと、個人信用情報は専用の機関に記録されていて、これは加盟している業者は自由に閲覧できるからです。
ちなみに、信用情報に傷がついてしまうだけでなく、延滞による金利が別途発生するので、そのことを考えてもメリットはひとつもありません。
まとめ
クレジットカードで注意しておきたいポイントとしては以上のようなものが挙げられます。
これらの他にも、たとえ家族や恋人、友達だとしても絶対に貸してはいけない…と言った点も案外やってしまいがちですので注意しておきましょう。
クレジットカードはとても便利なアイテムです。
特に最近だとネット関連で使用することが多く、学生といえどできれば持っておきたいもの。
だからこそ快適に、正しく利用できるように普段から心構えを作っておくことが大切です。
クレジットカードの注意点については各カード会社のホームページなどに詳しく記載されていますし、利用規約には一通り目を通しておいたほうが良いと思います。