海外旅行にクレジットカードを持っていくのは当たり前になっていますが、最近では国内旅行でもカードが必須ですよね。
支払いの問題もありますが、何より「国内旅行保険」が付帯されていると色々と安心できる部分が増えてきます。
ということで、万が一に備えて国内旅行保険が付帯されているクレジットカードを選ぶポイントについて紹介していきたいと思います。
目次(もくじ)
国内旅行保険付帯カードの大事なポイント
まずは国内旅行保険についてきちんと理解すること、そしてその上で自分にピッタリの適切なカードを選ぶためのポイントについてまとめてみました。
国内旅行保険を知る
国内旅行保険は名前の通り「国内旅行中の怪我、事故などが原因で死亡、後遺障害が発生した、あるいは病院で治療や手術を受けなくてはならなくなった」といった場合に補償されます。
海外旅行保険の場合だと自動付帯されるものも多いですが、国内旅行に関しては利用付帯が前提になっていることが多いです。
例えば旅費の支払いだったり、交通費の支払いをカードで済ませれば適用される、といった形ですね。
もちろん利用付帯よりは自動付帯のカードの方がより安心できるカードだといえます。
なお、国内旅行保険のほとんどは「ケガ」に対しては補償があっても「病気」に対する補償が用意されていないことが多いのでこのあたりは良く確認しておきましょう。
補償されるタイミングとは?
国内旅行保険で補償が適用されるタイミングはだいたい次の3パターンになっています。これらの3パターンの中でケガや死亡、後遺障害が起こった場合が補償されるタイミングです。
- 公共機関利用中の事故(飛行機、電車、バスなど)
- 宿泊施設での事故(火災や爆発など)
- ツアー旅行中の事故
補償項目や補償額の確認
補償されるタイミングが分かったら次は補償項目や補償額についてチェックしておきましょう。
1.死亡・後遺障害
旅行中のケガが原因で事故発生から180日以内に死亡、後遺障害が発覚した場合適用される。死亡の場合は最大補償額が、後遺障害の場合は程度に合わせた補償額が支払われる。
2.入院
旅行中のケガが原因で事故発生から180日以内に入院した場合、最大180日を限度に支払い。補償額は入院日数×一定額となります。
3.手術
入院保険金が支払われる状況で手術を受ける際に支払われる。手術の種類に応じて金額が変動。ほとんどは入院日額の10倍~40倍に設定されていることが多い。
4.通院
旅行中のケガが原因で通院しなくてはならなくなった場合、事故発生から180日以内の通院で最大90日分の補償が支払われる。通院日数×一定額。
補償内容によっては入院や通院、手術補償がないことも
クレジットカードに付帯されている国内旅行保険は各カードによって内容が異なるのでしっかりと確認しておくようにしましょう。
例えば「死亡・後遺障害」だけ補償が適用される、というケースは結構多いです。もしもそのカードを持っていた場合は、通院、入院、手術に関する補償は支払われません。また内容によっては入院補償はあるけれど通院補償は無い、という場合も。
利用付帯のカードに注意
先述した通り、カードに付帯されている国内旅行保険のほとんどは利用付帯となっています。つまり、旅費の支払いにカードを使って初めて保険が適用されるというわけです。
ではどのような支払いが対象となるのかというと、ほとんどは次のようなパターンになっています。
- 公共交通料金の支払い(電車、バス、飛行機など)
- 宿泊施設への宿泊費の支払い
- ツアー旅行への参加費用の支払い
注意しておきたいポイントは「事前に支払ったものに対して補償される」ということです。例えば、公共交通料金の支払いを例に考えてみましょう。
事前に飛行機のチケットを購入するためにカード支払いを済ませておけば、飛行機で自己が起こった場合に補償が受けられます。
しかし、飛行機の支払いは現金で支払っていた、という場合だと、ホテルに到着する前に飛行機事故が起こった時点では補償が受けられないことになります。
国内旅行向けカード選びのポイントまとめ
ということで、これらのポイントをしっかりと踏まえた上で国内旅行向のクレジットカードを選ぶときには以下のポイントチェック。
- 死亡、後遺障害の補償がある
- 入院、通院、手術の補償がある
- 可能なら自動付帯されるカードが望ましい
- 利用付帯の場合は事前に支払いを済ませておけば補償が受けられる
これらのポイントさえクリアできていれば、後はポイント還元率だったり、使えるお店が多かったり、なんだったらデザインが気に入っているカードでもOKです。
海外旅行よりも安全だと思われがちな国内旅行ですが、いつなんどき何が起こるか分らないのは同じこと。
だからこそ、想定外の出費が出た時にあわてることがないように、クレジットカードの付帯保険の内容を確認しておくべきでしょう。