クレジットカードの審査の悩みに答えます

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未成年・大学生でも作れるクレジットカード

家族カードのメリットとデメリットを考えてみる

更新日:

20151021

家族一人ずつカードを持つことでことで何かメリットが有るのでしょうか?

今回は家族カードにスポットを当ててメリットやデメリットについて考えてみましょう。

家族カードとは

家族カードというのは、クレジットカード契約者本人の家族のために発行されるカードです。

例えば、夫が親カードを持っており、収入を持っていない専業主婦の妻が家族カードを使って買い物をする、クレジットカードを持っていない学生の子供が家族カードを使う、といった具合になっています。

あくまでもクレジットカード契約者本人の追加カードとして発行されるものなので、カード自身の信用度としてはそこまで高くはありません。

一般的なクレジットカードとほぼ同じような使い勝手になっているので、未成年・学生のうちは家族カードで十分、という意見はかなり多いです。

家族カードは各カード会社によって内容が異なりますが、ほとんどは年会費が無料だったり、あったとしても格安だったり、といったケースがほとんど。

また利用限度額も相当控え目に設定されているので、家族カードによる使いすぎ、というのはあまり起こりません。

そして嬉しいポイントとして、付帯保険、ポイントプログラム、といった付帯サービスが親カードと全く同じ内容になっていることが多いので、上手に使えば家族全員でお得にクレジットカードを使い倒すこともできます。

利用明細が全員分まとまっているのがネックになるかも

ただしネックとして挙げられるのが、利用明細書がひとまとめになっていること。

親に内緒で家族カードを使って買い物をした時、サービスを利用したときに利用明細書でそれが発覚してしまうのは仕様上、仕方がありません。

家族カードを作るメリット

大まかなメリットについては上記した通りなのですが、より具体的に内容を確認してみましょう。

親カードと同じ特典付帯が期待できる

本人会員カードに各種旅行保険だったり、ショッピング保険だったり、といった保険付帯がある場合、そのまま家族カードにも同じ保障が付帯されることが多いです。

例えば家族全員で海外旅行に出かける場合。親カードを持っている本人はクレジットカードによる保険が適用されるものの、家族には適用されない、という問題点を家族カードを使うことでクリアできますね。

ちなみにちょっとした裏技的な方法なのですが、例えば夫婦でそれぞれがクレジットカードを持っていたとします。

そしてそれぞれのクレジットカードで家族カードを発行し、お互いが所持しあっていれば、万が一の事態が起こった時に本人会員カード+家族カード分の傷害補償、疾病補償などが合算されます。

家計の管理が簡単に

学生からするとあまり自分は関係ない、と思うかもしれませんが、クレジットカードの支払いをしている本人からすると非常にありがたいメリットだと思います。

利用明細書には家族カードごとに分類されており、それぞれの利用金額が記載されています。つまり、誰がどのようなことにどれくらい使ったのかが簡単に把握できるわけです。

どうしても複数のクレジットカードを持っていると、それぞれの支払いを計算するのが面倒だったりします。

しかしひとつのカードに対して家族カードを発行していれば、これらをひとまとめにできるので計算が簡単なんですね。

先述した通り、親に内緒で学生が何気なく高額な買い物をしていたり、不必要な出費が続いているような場合でも親は簡単に把握できます。

ちなみにいくつかの家族カードは支払いに使用する引き落とし口座を分けることができます。例えば三井住友VISAカードのプラチナカードやゴールドカードがこれに該当します。

家族間で同じカードを共有するのは良いけれど、支払いは個別で行うべき!という方針なら三井住友VISAカードのプラチナカードやゴールドカードの利用を検討してみましょう。

ポイントをどんどん貯められる

クレジットカードによっては、利用頻度や月々の利用額に応じてポイント還元率が高くなるものもあります。

自分1人だけだと使える範囲がある程度絞られてきますが、家族それぞれが家族カードを通じて利用していけば、合算の利用金額は結構大きくなりやすいです。

そうなると、どんどんポイント還元率が高くなっていって、気が付いたらたっぷりポイントが貯まっていた!ということも。

家族カードの審査は比較的簡単

専業主婦だったり、学生だったりするとなかなかクレジットカードの審査に通らないことがあります。しかし、家族カードの審査に関してはそこまで難しくありません。

その理由は、あくまでも親カードを持っている人の信用情報を基に家族カードが発行されているからです。

もしも親カードを持っている人が滞納をしているようだと家族カードの発行は難しいです。しかし、クリーンなクレジットヒストリーを持っていればまず問題無くカード発行ができます。

家族カードの発行はどうすれば良い?

家族カードを発行するためには、親カードの申込みをするときに同時に申し込む、あるいはすでに所持しているクレジットカードに追加機能として家族カードを選択する、というふたつの方法があります。

具体的な方法については各カード会社によって多少異なりますが、最近だとほとんどがwebからの申込みに対応しています。

家族カードを持つデメリットもチェック

何かとメリットも大きく、使い勝手の良い家族カードですが、いくつか覚えておきたいデメリットもあります。チェックしていきましょう。

利用明細書で使い方がバレる

先述した通り家族カードの利用明細は親カードの分とまとめて届けられます。そうなると、未成年や学生が親に内緒で買い物をしたときに後でばれてしまう、というケースが考えられます。

もちろん、必要なものを購入する分には特に問題無いでしょう。しかし、知られたくない買い物をする時は家族カードは使わない方が良いかもしれません。

自分自身のクレジットヒストリーは育たない

家族カードを頻繁に利用していたとしても、そこで作れるクレジットヒストリーは親カードを所持する本人会員のみです。つまり、自分自身のクレジットヒストリーを作ることはできません。

このクレジットヒストリーというのは20代後半までにはある程度築きあげておいたほうが良いと言われています。

というのも、30歳くらいになったときに全くクレジットヒストリーを持っていないといざクレジットカードやキャッシュカード、さらには銀行から住宅ローンや自動車ローンの審査を受けるときに「この人の信用度が分からない」となってしまいかねないからです。

そうなると、どれだけ年収が高くても審査に通らないこともあります。ということで、学生や未成年のうちは家族カードに頼るのは問題ありませんが、社会人になってからは自分自身のクレジットカードを作成することをオススメします。

最近では学生向けのクレジットカードも登場しているので、早い段階でそちらにシフトして、毎回きちんと支払いを行っていれば学生のうちから良質なクレジットヒストリーを作ることもできます。

そうなると社会人になってから何かとメリットが大きいので検討してみましょう。

利用限度額の問題

家族カードはそれぞれの利用限度額がかなり低く設定されていますし、家族カードが増えた分だけ親カードの利用限度額への負担が大きくなってしまいます。利用限度額そのものは共通です。

例えばゴールドカードなどのグレードの高いクレジットカードであれば、そこまで利用限度額を気にすることはないでしょう。

しかし、そうでない場合は家族カードを持っている誰かが高額な買い物をしてしまうと一気に利用限度額に達してしまい、他の全員までカードが使えなくなってしまう…という事態も考えられます。

家族全員で計画的に利用していくことが求められます。と言っても普段使い程度であればそうそう利用限度額に達することは無いのでそこまで恐れることは無いでしょう。

家族カードから自分のカードにステップアップしよう

ここまでて紹介した家族カードのメリットやデメリットを踏まえた上で、家族カードの必要性を感じなかった、あるいは自分だけのクレジットカードが欲しいと思った方はここで紹介するカードを検討してみてはいかがでしょうか。

家族カード紹介 説明
VIASOカード 三菱UFJグループから発行されているクレジットカードです。高校生以外の18歳以上であれば誰でも審査が受けられます。
オリコカード:ザ・ポイント テレビCMで見かけることが多い。ポイント還元率に特化した1枚で、なおかつ審査のハードルもそこまで高くありません。

VIASOカード

大学生や短大生、専門学生、新社会人からの人気が高く、クレジットカードの年会費は無料ですし、嬉しい事にETCカードの年会費もかかりません。

海外旅行の保険が付帯されていたり、ショッピング保険も付帯されているので使い勝手がかなり良いのもオススメできるポイント。

オリコカード:ザ・ポイント

現状としてポイントが貯めやすいクレジットカードの代表格は楽天カードが挙げられますが、オリコカード:ザ・ポイントのポイント還元率はこれを上回ります。

今持っているクレジットカードから家族カードを発酵するメリットが感じられない、という場合はオリコカード:ザ・ポイントの会員になって、こちらも家族カードを家族みんなで共有するのがオススメです。親カードはもちろん、家族カードの年会費も無料となっています。

まとめ

家族カードについては存在すら知らなかった、という人も結構多いようです。使い方によってはとても便利な追加カードなので、これを機に利用を検討してみるのは悪くないと思います。

また学生や未成年が初めて持つカードとして家族カードを選択するのも良いと思います。

あくまでも支払いは親カードの会員本人になってしまいますが、だからこそ無茶な使い方はできないはず。

クレジットカードが欲しいけれど保護者から反対されている、という場合は家族カードで交渉してみてはいかがでしょうか。

これだと「支払いは保護者である自分だから…」という理由でOKが出るケースも結構多いようですよ。

もちろん自分自身が保護者で、子供にカードを持たせたいと思っている人も家族カードを検討してみる価値はあると思います。

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