クレジットカードは1枚あれば良い、という方が圧倒的に多いと思います。
しかし中には「年会費無料なのだからたくさん持っていた方がお得」という意見もあります。しかし、実際のところを見てみると、使用する目的のクレジットカードは2枚あれば十分です。
2枚以上所持していても、管理が複雑になってしまったり、せっかくのポイント付帯サービスが分散して十分な恩恵が受けられなかったりします。ですので、クレジットカードを使う時はメインカードとサブカードの2枚体制を検討してみましょう。
カードが多いとデメリットが増える?
クレジットカードはそれぞれ独自の特典を用意していることが多いです。そのため、年会費無料のものであれば、たくさん持っていたほうが何かと便利な場面も確かにあります。
しかし、前述した通り管理が複雑になってしまいますし、盗難や紛失、手続きなどを考えると手間の方が大きくなってしまう可能性があります。枚数が増えるにつれてその分だけリスク管理もしっかりとしていかなくてはなりません。
また、クレジットカードのポイントは有効期限が設けられていることが多いです。
さらには、利用できるポイントは一定以上でなくてはならない(例えば500ポイント以上から利用可能など)ので、クレジットカードが分散する=各カードのポイントが貯めづらい=有効期限内に一定ポイントを貯められず失効してしまう…という最悪の事態も考えられます。
これらを考えてみると、クレジットカードは「少数精鋭」で活用していくべきだということが分かります。
メインとサブを選ぼう!
クレジットカードはメインカードとサブカードを作れば十分です。そして、メインとサブは目的に応じて使い分けるのが望ましいです。
例えば、普段から旅行や出張などで航空機を利用する機会が多い、という方は航空券のクレジットカードをメインにカードに据えてみましょう。
日々の買い物の中でマイルを獲得し、飛行機を使う時にマイルを上手に活用すればかなり負担を軽減出来ます。また、同時に航空機を利用した時にポイントを獲得できるのでお得です。
サブカードの選び方ですが、こちらはネットショッピング専用、コンビニでの買い物専用、といった特定の場面で利用するためのカードとして割り切るのがおすすめです。
例えば、普段からファミリーマートをよく利用している方なら、ファミマTカードを検討してみましょう。
これなら、支払いと同時にTポイントも獲得出来ます。加えてツタヤやYahooショッピングなどTポイントが獲得できるお店やサービスを頻繁に利用するなら、とても賢い選択だといえます。
それぞれのクレジットカードによって適した目的、場面があります。それに準じてメインとサブを決めていきましょう。
また、できればメインとサブは異なるカードブランドを選ぶべきです。
例えば、国内だとJCBが利用できるお店が多いですが、海外になるとJCBが利用出来ないところもたくさんあります。ですので、メインカードはJCBブランドで、サブカードはMasterCardで、といった風に分けておくとあらゆる場面でカード決済が出来ます。
メインとサブの選び方のポイントまとめは以下の通り。
メインカードの選び方 | ・ポイント加盟店での消費金額が大きい |
・ポイント還元率が高い | |
・利用頻度が高い | |
・幅広い場面で利用しやすい | |
・補償が充実している | |
サブカードの選び方 | ・特定の場面で利用しやすい(コンビニやネットショッピングなど) |
・できれば年会費無料 | |
・ポイント有効期限が長い | |
・メインとは違うカードブランド(メインがJCBならMasterCardにするなど) |
3枚目以降が欲しいときは?
クレジットカードはメインとサブの2枚あれば十分だと説明しましたが、絶対に三枚目以降を持つべきではない、ということはありません。
例えば、メインとサブはそれぞれ目的に応じたベストなものを選んだけれど、普段よく利用しているガソリンスタンドでポイントがもらえるカードも欲しい、といった場合もあるでしょう。
そういった限定的な目的であれば3枚目以降を作るのもアリです。
しかし、前述した通り、カードが増えればその分だけポイントが分散しますし、特典が思うように受けられない可能性も出てきます。よく考えて枚数やカード会社を選択していきましょう。