クレジットヒストリーというのは、その人が過去にどのようなクレジットカードを利用し、借金をし、きちんと返済しているのか、といった履歴のことを言います。
クリーンなクレジットヒストリーを作ることができれば、新しくクレジットカードを作ったり、銀行などの金融機関から融資を受ける場合に有利に働くことが知られています。
ということで今回は、クレジットカードを解約するときにクレジットヒストリーに活かせる解約方法について考えてみたいと思います。
一度でも延滞したらそこから2年は解約しない
クレジットカードを利用していると、ついうっかり口座にお金をいれるのを忘れていて、延滞扱いになってしまった…という経験は案外一度は経験しているものです。
すぐにクレジットヒストリーに延滞履歴が残ってしまうとは限りませんが、何回か延滞している、数ヶ月にわたって延滞している、という場合はまず間違いないでしょう。
もし心当たりがあるなら、そこから2年間はカードの解約はしないように!
自分の信用情報を確認するには
CICなどの個人信用情報を取り扱っている機関に情報開示を求めれば、信用情報が書面で送られてきます。
もしこの中に一つでも「Aマーク」があれば、クレジットカードをはじめとした金融機関による審査に大きな影響を与えてしまいます。
業者によってはたった一つのAマークが理由で審査落ちになるところも。
このAマークというのは最初に記載されてから2年後に記載されなくなります。そういった理由から、2年間は解約しない方が良い、というわけです。
もし延滞履歴が残っている状態で解約してしまうと、この信用情報機関に残された情報が更新されることはありません。ちなみに5年間記録が残り続けます。
ということで、少なくとも5年間は「この人は1回延滞しているぞ」とばれてしまうわけです。
良質なクレジットヒストリーの状態で解約しよう
先述した通り、CICなどの個人信用情報機関のクレジットヒストリーは5年間記録され続けています。
その間、全ての履歴がクリーンなもの($マーク:きちんと返済できている)だったらどうでしょうか。
新しくクレジットカードの審査を受けた時「この人はきちんと返済できている人だから信用できそうだ!」とプラスに受け取ってくれるはずです。
良質なクレジットヒストリーを作り上げるためには、毎月クレジットカードを利用する、一度も延滞しないようにする。たったこれだけなんです。
解約のタイミングは慎重に見極めよう
もし今使っているクレジットカードよりもポイント還元率が高かったり、何かと使い勝手の良い特典が付与されている場合、一度解約して他のカードに申込みしたくなる気持ちは良く分かります。
ですが、解約のタイミングを見誤ってしまうと、新しくカードが作成できなくなってしまう危険性があります。
そうなると、クレジットカードそのものが持てなくなってしまうので、不便な生活を強いられることになりかねません。
思い当たる範囲内で延滞があるなら、もう少し時期をずらしてからの方がよいでしょう。
過去に延滞した記憶はあるけれど、具体的にいつぐらいだったかよく分からない…という場合はCICなどの個人信用情報機関に問い合わせて個人信用情報を取り寄せてみましょう。
こちらは多少手数料は必要となりますが郵送してもらえます。
まとめ
良質なクレジットヒストリーがあれば、ゴールドカードなどのグレードの高いクレジットカードの審査も通りやすくなります。
審査基準が相当厳しいと言われている住宅ローンやマイカーローンといった目的別ローンの審査にも通りやすくなると言われています。
日頃から意識しておきたい部分ですよね。