クレジットカードの審査の悩みに答えます

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クレカブラックでも「審査の抜け道」はあるのか?

更新日:

20151026

借金の返済がどうしてもできない、といった状況になると、債務整理という法的な手続きを取ることで免責されます。もちろん好きこのんで自分から自己破産したり、という人はいないでしょう。

しかし様々な理由や事情で仕方なく自己破産という手段を選ぶしかない、というケースは案外少なくありません。

自己破産してしまうと、そのあとクレジットカードやカードローン、キャッシングなどの金融商品を利用することができなくなってしまいます。

その理由は、個人信用情報機関に自己破産の履歴が残ってしまうため。

クレジットカード会社などは申込みがあったとき必ずこの個人信用情報機関を参照して過去にどのような使い方をしたのか、現在の借入状況はどういったものなのか、自己破産などの債務整理を行っていないかを確認しています。

自己破産などの金融事故情報があってもクレジットカードを作ることは可能

自己破産をすると絶対にクレジットカードを作ることができない、お金を借りることができない、と考える方も多いですが、そのような法律があるわけではありません。

あくまでも各カード会社が独自の判断で「自己破産者には貸付していない」というのが現状です。

つまり、カード会社によっては自己破産者に対してもカードを発行することも可能性としてはゼロではないわけです。しかし現実としては自己破産後にカードを発行したり、ローンを組めるところはありません。

自己破産は社会的信用を失う

どうして自己破産してしまうと審査の対象外になってしまうのかというと「社会的信用を失っているから」に他なりません。

自己破産=債務をこなせなかった、少なからず迷惑をこうむった人がいる、ということになります。つまりカード会社側からすると「もしかしたらまた返済しないんじゃないか」「自己破産した経験があるなら次も自己破産するば良いと考えているのでは?」と考えられても仕方がないわけです。

こういった人が一定以上いるにもかかわらず、現代の流れとしては現金を極力使わないいわゆる「キャッシュレス化」が進んでいます。

特にネットでの買い物やサービスの利用はクレジットカードがほぼ必須になっていますよね。また仕事の都合上一時的にクレジットカードで立て替えておかないといけない、といった場面もあるでしょう。

そうなってくると、自己破産の金融事故情報が信用情報機関に残っている間もクレジットカードを取得したい、と考える人が出てきて当たり前なんです。

自己破産してもカードは作れる!

基本的には信用情報機関の自己破産履歴が消えるまで、だいたい5年~10年の期間を開ければ再び審査が受けられるようになります。

ですが、カード会社をよく選ぶことで自己破産中でも審査に通るところも存在しています。

例えば「アメリカンエキスプレス」。こちらは日本でも代表的なクレジットカードで、世界で利用できる非常に使い勝手の良いカード会社です。

もちろん、審査ではCICとJICCとKSCという日本国内で認められている個人信用情報機関を参照しています。

ではどうしてアメリカンエキスプレスなら審査に通る可能性があるのか、というと「現在の返済能力を考慮した上で審査に通った」からです。

過去の事故破産の事実よりも現在の収入、属性、返済能力を重視した上でカードを発行した、ということになります。

国内のクレジットカード会社だとこのような捉え方は基本的にされませんが、ワールドワイドな審査基準が重要視されている外資系クレジットカード(アメリカンエキスプレス、アメックス、シティーカードなど)はどちらかというと欧米文化審査基準をメインに反映しているため、現在の状況が非常に良いなら発行される可能性が出てきます。

クレジットヒストリーを育てよう

とはいえ、誰でも簡単に審査が通らほど甘いものではありません。やはり信用させるための材料が必要不可欠。最近のクレジットヒストリーが良好になるように工夫することが一番有効な手段になってきます。

まずはクレヒスを積み重ねやすいと評判で審査通過率の高いこのカードに申込んでみるのが1点。

その他に手軽に良質なクレジットヒストリーを作るのに有効なのが「携帯電話の割賦払い」になります。携帯電話は毎月の基本料金と一緒に携帯電話本体の金額も分割で支払いますね。

実はコレ、クレジットヒストリーとして記録されているんです。

この支払いをきちんと進めていければ、いつの間にか良いクレジットヒストリーを手に入れられるため、それが新用途なってカードの審査に通るようになる可能性もあります。

このように、自己破産でも作ることができるクレジットカードは確実に存在しています。

まとめ

もしも「自己破産しているからどうせ何もしても無駄だろう」と考えている人がいるなら、少し考え方を変えてみてはいかがでしょうか。

彼に自己破産の履歴が残っていたとしても、時期を見極め、良質なクレジットヒストリーを作り上げるための方法と手順を把握することができればクレジットカードを再取得できる可能性が残されています。

まずは携帯電話の割賦払いが手軽に始められる第一歩になりますので、よく検討してみてできるのかできないのか、といったところから考えてみましょう。

なぜこのような「審査の抜け道」が存在するのか?

多重債務を抱えているにもかかわらず、あるいは事故歴があるにもかかわらず、加盟している信用情報機関の照会によっては新たにカードを作ることができる――

こういった「抜け道」ができてしまうのは、信用情報の交流システムであるCRINの利用は、多重債務者の防止としては役立つけれども、いわばホワイトの人の情報までもが行き来することとなり、その過程で不必要に個人情報が流出してしまうのではないか、ということで消費者のプライバシー保護という面からブレーキがかかっていました。

また、業者側にとってもホワイト情報の交換は必ずしも歓迎されるようなものではありませんでした。というのも、きれいな信用情報は、いわば業者にとっては他社には知られたくない顧客情報です。

しかも信用に対する評価・審査は業者によってまちまちなので必ずしも共有できるものではない、との指摘もありました。

しかし近年では多重債務者や自己破産等による債務整理する人が増加しているおり、こうしたブラック予備軍の防止のために銀行系、クレジット系、消費者金融系などの異業者間同士での情報交流は大きく進んできています。

「抜け道」はしだいになくなり、自転車操業は難しくなってくるでしょう。

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