クレジットカードが欲しいと思うのはサラリーマンだけではありません。
会社役員だってカードを作りたいと思っている人はたくさんいます。
むしろ交友関係上クレジットカードが必須な人の方が多いはずです。また部下に食事や飲みに誘うことも多いのではないでしょうか。
会社役員は審査に通りづらいは本当か
しかしネットを見てみると「会社役員だとカードの審査に通りづらい」という意見を見かける機会が多いです。果たして本当なのでしょうか。
実はクレジットカードの審査はサラリーマンだろうと会社役員だろうと過程は同じです。
審査に用いられているのは「スコアリング」という方式。年齢や性別、収入、勤続年数、勤務先、他社借入状況などを点数分けして評価しています。
例えば、年収500万円以上あれば5点追加、勤続年数5年以上なら10点追加…といった具合です。
一定のスコア以上を獲得できれば審査をパスすることができ、評価されたスコアの大きさによって借入限度額が決定されていくのが一般的です。当然獲得したスコアが高いほど借入限度額がアップしていきます。
役員になる前に申し込みしておいたほうが良い!?
会社役員は誰でもすぐになれるものではありませんよね。もちろん、学生時代に知り合った人たちで会社を立ち上げて…という展開もあると思います。
しかし大半は会社員時代を過ごしてから役員に昇格していく、というステップを踏んでいるはず。
クレジットカードの審査では
「収入が安定していること」
「継続した収入による十分な返済能力を持ち合わせていること」
が重要視されています。これは会社役員でも同じ。
ですので、新規事業の会社役員になることが分かっているのなら、安定した収入があるサラリーマンのうちからクレジットカードを作成しておいたほうが確実性が高まります。
会社役員が審査に通りにくくなる条件とは?
色々な条件がありますが、最も多いケースは「条件を満たしていないカードに申し込みをしている」ことです。
会社役員ともなると、年収1000万円クラスの人も出てきますよね。当然、付き合いのある周囲の人たちも、そういった人で溢れ返っているかもしれません。
「役員なら最低でもゴールドカードは持っていないと!」と考える人がいないわけではありません。
となると、自分のステータスいかんによって人付き合いが変わってきてしまうケースもあります。
また部下の手前、クレジットカードのグレードが高くなくては…と考える人もいるでしょう。
しかしグレードの高いクレジットカードほど年収・勤続年数を重要視する傾向にあります。
さらに年齢制限(30歳以上など)が設けられているものも。
もっと言えば、カードによってはステップアップしていって、最終的にゴールド、プラチナ、ブラックカードになっていく…というタイプもあります。
ですので、いかに会社役員といえど、身の丈にあったクレジットカードを選んで申し込みしないことには審査をパスすることはできません。
まとめ
以上の点をまとめると次のようになります。
- 会社役員もサラリーマンも審査内容は同じ
- 勤続年数が重要視されるので、場合によってはサラリーマン時代にカードを作っておいたほうが良いこともある
- 会社役員という肩書きがあっても利用条件を満たしていないと審査に通ることは無い
グレードが高いものほどセキュリティや付帯サービスが充実しているのは間違いありませんが、カードとしての機能を考えると一般的なものでも十分です。
ステータスも大切ですが、結局のところ仕事ができる人の方が偉いですよね。色々とよく検討・比較して、自分にぴったりの一枚を探してみましょう。