消費者金融をはじめとして、手持ちがないときに借りられる貸金業者がたくさんあります。
もちろん大半の業者は、まっとうな融資を行っていますが一部違法な営業をしている所もあります。
その中でも一般にもその名の知られているのが闇金業者です。
法外な利息をむさぼり食うのがヤミ金業者の特徴
闇金業者は融資をしたときの利息の取り立てが違法なのです。
利息制限法では、15~20%の年利で利息の支払いを受けるように決められています。ところが闇金を見てみると、3~5日で1割の金利を取っている所が多いです。
5日で1割として計算をしてみると、年利はなんと1150%にも達してしまいます。
闇金に手を出してしまうと、利息を取られるだけとられて、いつまでたっても元本はなくならない状況が続きます。
広告で闇金を見分ける
闇金は、しっかりとチェックをすれば、いくつか特徴的な所があります。
このため、冷静に借り入れをしても問題のない所かいったん立ち止まって判断するといいです。よく闇金業者は道路わきの塀とか電柱にチラシを貼り付けている傾向があります。
その中で、所在表記がない業者がありますので、注意してください。そして電話番号だけが掲載されていて、しかもその番号が固定電話ではなく携帯電話の番号だった場合には闇金の可能性は大です。
おそらくそのようなチラシには貸金業をするのに必要な貸金業登録番号の記載もないはずです。
そもそも携帯電話の番号しか書かれていない時点で、貸金業法違反なのです。貸金業登録するためには、固定電話をオフィスの中に設置するルールになっているからです。
しかも広告でもチラシでも、あるいはホームページでも宣伝するときには固定電話の番号を掲載しないといけません。法律にもそのように明記されています。
携帯電話の番号しか記載していないということは、貸金業登録をしていないと思ってもらっていいです。つまり違法業者であり、100%間違いなく闇金業者であることが確定するわけです。
警察沙汰にできない?
携帯電話の番号しか記載していない闇金業者というのは、そもそも事務所を構えていない可能性が高いです。実際お金の取引に関しても、現金で手渡しというスタイルをとっている所が多いです。
そもそも契約書なども存在しないケースも多いです。つまりもしその後何らかのトラブルが発生したとしても、証拠となるものがないわけです。
しかも携帯電話の番号から、だれが闇金をしているかを特定することも難しいです。
固定電話と違って、携帯電話の場合足跡をたどるのが難しいからです。
しかも闇金を行っている業者の場合、名義貸しや飛ばしなどの違法なルートでケータイを入手している可能性が高いです。このため、本当の所有者をケータイからたどるのは不可能といわれています。
しかもいったんこのようなケータイしか番号の書かれていない闇金業者に手を出してしまうと、裏のネットワークに情報が載ります。そうなると別の闇金業者が、「融資をしますよ」などの甘い言葉で勧誘してきます。
その結果闇金業者によってたかって、身ぐるみをはがされてしまう恐れもあるわけです。
まとめ
最近の闇金業者の中には、ソフト闇金と呼ばれる業者も増えています。怖いお兄さんが対処するのではなく、ごく普通のやさしい声をした人が対応してくれるのが特徴です。
つい相手のことを信用してしまって借り入れしてしまうというのです。
このような罠も待ち構えていますので、携帯電話の番号しか登録していない所から借り入れるべきではありません。
すでに借入して返済で苦しんでいるのであれば、即刻弁護士や司法書士のような法律の専門家に相談すべきです。