これからクレジットカードを作ろう、と思っている方はまずはカードブランドを選択しなくてはなりません。
例えば、クレジットカードを見てみると
「JCB」「VISA」「MasterCard」
などのロゴが印刷されているのが分かります。
要するに、これらのカードブランドの中からどれを選ぶのが最適なのかを考えていかなくてはなりません。「クレジットカードとして使えるならどれでも良いのでは?」と考える方もいるでしょう。
それぞれに違いがあり、最適なクレジットカード作りを目指すのであれば知っておいた方が良いです。
そこでここではクレジットカードのカードブランドの違いや選び方について紹介していきます。
目次(もくじ)
カードブランドとは?それぞれの違いについて
JCB、VISA、MasterCardといったロゴはそれぞれのクレジットカードのカードブランドを表しています。
例えば、テレビCMなどでもよく見かける「楽天カード」がありますが、こちらにはJCB、VISA、MasterCardのそれぞれのクレジットカードが用意されています。
では一体、それぞれの役割は一体何なのでしょうか。
それは、各カード会社に対する世界中の加盟店で決済できるか否か、という点が最も大きな違いとして挙げられます。
クレジットカードはどのお店でも利用できる、というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、基本的に加盟店でなくては利用することができません。
国際ブランドの種類
先程から述べているJCB、VISA、MasterCardは日本だけでなく、世界中で利用できるカードブランド=国際ブランドなんです。
最も代表的なブランドはこれらですが、アメリカンエクスプレス(アメックス)、ダイナーズクラブ、そして新勢力として中国銀聯カードやディスカバーカードといったブランドも登場しています。
このように、各カードブランドの加盟店でならそのクレジットカードを利用することができますが、提携しているお店でなければ利用出来ないのは必ず覚えておきましょう。
例えば、MasterCardは利用できるけれど、VISAカードは利用出来ないお店も存在していますし、逆もまたしかり。
このことから、可能であれば各カードブランドのクレジットカードを1枚ずつ所持していた方があらゆる場面で利用できるので便利だと言うことになります。
※それぞれのカードブランドの大まかな特徴は以下の通り。
カードブランド | 会員数 | 加盟店舗数 | 拠点 | 使える地域 |
VISA | 180,800万人 | 不明(圧倒的多数) | アメリカ | 全世界 |
・代表的なクレジットカード | ||||
MasterCard | 97,500万人 | 不明(圧倒的多数) | アメリカ | 全世界 |
JCB | 6,926万人 | 1600万店 | 日本 | 日本国内、アジア諸国、ハワイやグアムなど |
JCB、VISA、MasterCardのどれを選ぶ?
国内でのクレジットカードのブランドはこれらの3つになりますが、一体どのクレジットカードを所持するのがよいのでしょうか。
基本的にはJCB+VISA、もしくはJCB+MasterCardのクレジットカードがおすすめです。その理由について紹介していきます。
まずJCBは日本初のカードブランドです。そのため、国内のクレジットカードが利用できるお店ならまず間違いなくJCBは利用可能だと考えて問題ありません。
海外ではJCBに対応していないお店が多い
海外旅行に出かけたり、ネットが普及している現在では海外のサービスを利用する機会もあるでしょう。そのようなときにJCBは対応していないことも多々あります。
例えば、海外旅行の定番であるアメリカやヨーロッパを見ると、JCB加盟店は驚くほど少ないものです。一方で、日本人観光客が多い地域、例えばハワイなどは比較的JCB加盟店が多いです。
そこで組み合わせて持っておきたいのがVISAやMasterCardのクレジットカードということになってきます。これらは世界中に加盟店が数多く存在していて、海外旅行に出かけるなら十分活躍してくれます。
海外旅行、海外出張、海外のサービスを利用する機会が多い方はJCBだけでは不安ですのでVISAカード、あるいはMasterCardと組み合わせて持っておくと安心です。
もちろん、日本でもVISAやMasterCardの加盟店はたくさんあるので、どちらかを選べばそこまで不便に感じることはないでしょう。
クレジットカードのサービスはカードブランドとは別
クレジットカードを作るときは楽天カード、REXカード、イオンカードなど色々なカードがあるので悩むかもしれません。それぞれのカードで特典が異なっています。
実はカードブランドはクレジットカードの特典などのサービスとは直接的に関係はありません。あくまでも加盟店で決済ができる、というだけです。
例えば、クレジットカードを使って200円以上支払った場合1ポイント獲得できる、といったポイントサービスや、盗難紛失時の保険といったものは各カード会社が用意しているものです。あくまでも各クレジットカード会社の独自サービスであることは覚えておきましょう。