一度でもブラックリストに載ってしまうとクレジットカードを新しく発行することはできません。5年から10年程度でブラックリストが解消されるのですが、例えブラックリストに載っていても海外に出かけなくてはならない場合もあります。
例えば、仕事の都合上海外に行かなくてはならない、友人の結婚式が海外で行われるため参加しなくてはならない、といったケースもあります。
目次(もくじ)
ブラックリスト=犯罪者ではないので海外利用も問題なし
クレジットカードブラックだからといって別に犯罪者というわけではありませんので、海外に出かけられないわけではありません。しかし、海外旅行での必須アイテムのひとつが「クレジットカード」なので無いと困ります。
日本ではオンラインショッピング、高額の支払いにクレジットカードを利用するイメージが定着しています。
最近でこそ普段の買い物にも利用する方が増えていますがまだまだこの考え方や使い方が普及しているとは言いがたいです。一方海外、特にアメリカではちょっとしたものにもすぐにクレジットカードを利用するのが当たり前になっています。
それがたとえ1000円未満の支払いだったとしてもキャッシュで支払わず、クレジットカードを利用するのが向こうの常識です。
というのも、海外の場合だと「クレジットカードを使う=IDを証明しながら支払う」という図式が成り立っているからです。
ブラックでも海外で使えるクレジットカードはあるか?
このように海外旅行に出かける場合クレジットカードは必要不可欠なものなのですが、ブラックになっている以上クレジットカードを新しく発行するのは難しいです。
そこでおすすめなのが「デビットカード」
デビットカードはVISAデビットカードが有名です。色々なカード会社がVISAデビットカードのサービスを提供しています。これは海外でも普通のクレジットカードとして利用でき、さらにブラックでも所有することができます。
デビットカードの仕組みとしては銀行口座の残高の分だけ買い物ができる、というもので、イメージとしては即時引き落としされるクレジットカードだと考えれば分かりやすいのではないでしょうか。
もちろん口座の残高が無くなると使用できなくなるため使いすぎを予防するのにも有効です。また、VISAデビットカードの種類によっては世界中のATMからキャッシュが引き出せるものもあり、現地通貨への両替の手間もありません。
このようにデビットカードはクレジットカードブラックでも利用できるカードですが、あくまでも大前提として自分の口座に残高がなくてはなりません。
海外旅行前には口座にある程度の資金を入れておこう
そのため、海外旅行に行く前はある程度資金を貯めておかないと厳しい部分があることは理解しておくべきでしょう。
またデビットカードを利用し始めるときには頭金の支払いや保証料の支払いが求められるため、これらの資金についても事前にチェックしておくべきです。
間違っても友人や家族のクレジットカードを使って海外旅行に出かけるのだけは避けるようにしましょう。
これらはクレジットカードの利用規約に違反しますし、カードを借りた人だけでなく貸した人にも罰則の可能性があります。