クレジットカードを作成する際に有利になる職業がいくつかあります。例えば上場している大企業の正社員や公務員が挙げられます。
公務員は地方公務員、国家公務員共にかなり優遇されている部分があるとさえ言われています。
どうして有利になるのかというと、安定した収入が期待できるため十分な返済能力を持ち合わせているだろう、と審査されるからです。
これらの職業に就いていれば比較的簡単にクレジットカードが作成できるのですが、ブラックの人でも審査に通るものなのでしょうか。
公務員でもブラックだと厳しい
支払いの遅延があったり、返済するのが難しくなって債務整理を行った場合は信用情報機関に金融事故として記録されます。これをブラックリストといいますが、一度ブラックリストに乗ってしまうと5年から10年は新しくお金を借りる、クレジットカードを作るのは難しくなります。
というのも、それぞれのクレジットカード会社は申し込み者の信用情報を必ず確認するからです。
そこでブラックだということが発覚すると
「また返済が送れるかもしれない」
「債務整理されてしまう可能性がある」
と判断して申し込みを断るというわけです。そしてこれは公務員だったとしても同じことが言えます。
公務員は信用度が高いが、一度ブラックになると甘くはない
毎月安定した給料が期待でき、ボーナスもあり、リストラの可能性が他の職業と比べて低い「安定した職業」である公務員だったら返済能力があるのでブラックでもクレジットカードの審査に通りそうだと考える人は多いです。
しかしそこまで甘い世界ではありません。
むしろ一度でもブラックになった公務員に対してはより厳しい態度を取る可能性も考えられます。
というのも、公務員というのは職業柄無茶なことはできません。人に迷惑をかけるような行為を行ったり、違法行為を行うと問答無用でクビになってしまうからです。
また平均的なサラリーマンよりも返済能力が高いのに金融事故を起こした、というのはマイナスなイメージがあります。
公務員として働いているにもかかわらずブラックリストに名前が載っている時点で「公務員だけどこの人自身には注意しなくてはならない」と判断されてしまうわけです。安定した給料と十分な返済能力が仇となるケースですね。
どれくらいでクレジットカードが作れる?
では一度ブラックリストに載ってしまった公務員が次にクレジットカードを作れるようになるのはいつ頃になるでしょうか。
信用情報機関に掲載されるブラックリストは先日お話した通り5年から10年程度だと言われています。ちなみにクレジットカードに関する情報はCICという機関に残されています。
こちらは完済してから5年後に消去されると言われているので、少なく見積もっても5年間は公務員であったとしても新しくクレジットカードを作成するのは難しいでしょう。
また金融事故を起こしてしまったクレジットカード会社は社内システムに金融事故情報が残り続ける可能性があるため他のクレジットカード会社を選ぶべきです。
もしも今すぐにでもクレジットカードが必要な場合はデビットカードを作成したり、家族カードを作るなど対策方法はいくつかあります。