ブラックになると通知が来るの？

今のところ、ブラックリスト入りしたことを通知してくれるのは、銀行が加盟している全銀協だけしかありません。

この通知には、事故情報記載の理由・内容とその記録が残る期間などの説明も書かれています。

その他の信用情報機関、金融機関は本人宛てにブラック入りの通知を送ったりはしません。
というのも、ブラック入りしたことを相手に通知したところでなんの得にもならないからです。

送られてくるとしたら、長期延滞などでブラック入りする危険がありますよ、という警告だけです。

金融機関にとって重要なのは、ブラック入りする前に返済してもらうことだけだからです。

クレジットカードが残高不足で引き落としが出来なかったらどうなるの？すぐに支払えば大丈夫？

クレジットカードは現金の持ち合わせがなくても、商品を購入出来るため非常に重宝されています。

クレジットカード払いにした場合、その場でお金を支払う必要はなく引き落とし日に指定した口座から自動的にお金が引き落とされる仕組みとなっています。

本来は引き落とし日の前日に必要な額を振り込んでおく必要がありますが、もし残高不足で引き落としが出来なかった場合はどうなるのでしょう。

いわゆるブラックリストに載ったり、カードの利用が不可になってしまうのでしょうか。

引き落とし日の午後3時までに引落額以上の残高にしておこう

カード会社や引き落とし口座に設定している銀行によって異なるものの、大抵の場合は引き落とし日当日には何度か引き落としが行われるのが一般的です。

そのため午後3時までに口座に入金しておく事で、再度引き落としが行われるケースが多くこの場合は支払いの延滞にあたりません。ですから、何の問題もないと言えるでしょう。

ただし、翌日以降に残高不足に気づいた場合はカード会社に連絡してみましょう。

カード会社の指示に従ってすぐに支払いを済ませれば、カードの利用がストップされる事もなく、その後も通常通りカードを使う事が出来ます。

ただし何度も遅延を繰り返していると、すぐに支払いをしたとしてもいきなりカードの利用がストップされる事もあるので注意が必要です。

原則は前日までに、口座の残高を確認しておくことですね。

支払いの遅延は信用情報に傷がつくのか

クレジットカードの支払いを遅延すると、個人の信用情報に傷がつくと聞いたことはないでしょうか。この傷とは、信用情報につくAというマークがつく事を指しています。

これはカード会社にもよりますし、必ず載らないという訳でもありません。しかし、大抵の場合は一度の支払い遅れでその後のカードライフに影響が出る事は殆どありません。

万が一マークがついてしまった場合どのような事が起こるのかというと、カードやローンの申し込み審査に通りにくくなるといった事が考えられます。

どうしても心配というなら、信用情報の開示を求めると良いでしょう。やってはいけない長期の支払い遅延。裁判所から通知が来ることも？

残高不足などにより引き落としが出来なかった場合は、数日後にカード会社から残高不足により引き落としが出来なかったという旨のハガキが届くでしょう。

そのハガキには、次の再引き落とし日のお知らせや支払い方法などが記載されているはずです。

中にはコンビニなどで支払える振替用紙が送られてくる事もあります。その段階できちんと支払えば殆ど問題はありませんが、問題なのはそれでも支払いをしなかった場合です。

長期に渡って支払いをしなかった場合は、信用情報機関に登録される他にカードの利用がストップされ、新しいカードを作れなくなりローンなども組めなくなってしまいます。

支払いの延滞が長期化し悪質だと判断されれば、法的措置を取られることもあります。

裁判所から家庭裁判所への出廷を求める通知が届き、物品の差し押さえ、ブラックリスト入りになり、それから暫くはカード払いやローンを組む事を許可する会社はなくなります。

トラブルにならない為には余裕をもって残高確認を

このように支払い日に引き落としが出来なかった場合でも、すぐに行動を起こせば大きな問題にはならない事が殆どです。

しかし、カード会社からの連絡を無視して支払いを遅らせていると大変な事になります。最悪の場合、法的な措置がとられる事もあるのです。

一度ブラックリストに載ってしまうと、5年間はその情報が消える事はありませんから、生活に支障をきたす可能性もあるでしょう。

便利なクレジットカードですが、その便利さに甘え過ぎずに支払い日にきちんと引き落としが出来るように前もって準備をしておきましょう。