決して使い勝手が良いとは言えなくても持っておきたい。そんなステータス系のクレジットカードとして定番なのがアメリカエクスプレス(AMEX)とDiners Clubの2つではないでしょうか。
確かに使えるお店も限られてきますし、年会費など諸費用がかかってくるのもネック。それでもなお持ち続けたいと思えるカードなのはどういった理由からなのか…。
今回はそういった部分をピックアップして紹介していきたいと思います。
目次(もくじ)
AMEXは海外旅行でステータスを実感できる
AMEXは特に海外旅行で強いと言われています。特にゴールドカード以上のグレードなら支払いに使っていなくても海外旅行保険が付帯されるなど嬉しいサービスが用意されています。
プロパーカードはもちろんですが、提携カードのセゾンブルーアメックスカードは所有しているだけで自動付帯です。最高3000万円まで。
さらに空港から手荷物を無料で宅配してくれるなど付帯サービスもたっぷり。
15桁番号は使いづらい!
一般的に用いられているVISAやMasterCard、JCBは16桁のカード番号になっていますよね。しかしAMEXは15桁になっています。16桁のものは「4桁‐4桁‐4桁‐4桁」、AMEXは「4桁‐6桁‐5桁」。
これに戸惑う人は相当多いでしょうし、インターネット上で決済する際にこれが原因でAMEXが使えないこともあります。そもそも実店舗で決済する際にもAMEXに対応していないところが多いのも考えもの…。
支払いで使うものというよりはステータスカードとしての意味合いが強い、と言われているのはこのあたりが原因です。
Diners ClubはAMEXよりさらに尖っている?
Diners Clubになってくると、ほとんど国内で見かけることはありませんよね。持っていたとしても一部の富裕層だけです。
これはもともとDiners Clubが富裕層向けのカードとしてサービスを提供していることが大きいといわれています。最近でこそ入会資格などのハードルが下がってはいるのですが、それでもまだまだ富裕層向けカードに分類されます。
一番低いグレードでもショッピング限度額が設定されていない、といったVISAやMasterCardでいうところのゴールドカードクラスのサービスを提供しています。
さらに不便な14桁!
AMEXは15桁の番号なので使いづらいと紹介しましたが、Diners Clubはさらに少ない14桁になっています。
結果的に使えるお店はかなり絞られてきます。
ではどういったところでDiners Clubが使えるのかというと、庶民があまり行かないようなところ…高級ホテルや高級クラブなどになってきます。
当然インターネットでのオンライン決済にも利用できない事の方が多いようです。
無理に選ぶ必要は無いかも?
インターネットでクレジットカードを利用するシーンが多い方は無理をしてAMEXやDiners Clubを選ぶ必要は無いと思います。正直なところVISA、MasterCard、JCBで事足りるでしょう。
実用性とステータスを兼ね揃えたい!というならこれらのゴールドカードやプラチナカードを選べば良い話です。こういった問題があるにもかかわらずAMEXとDiners Clubのカード番号桁数が変わらないのには理由があります。
それはオンライン決済ではなくあくまでも実店舗で利用することに注力しているからです。
そもそもステータスカードと言われているように「カードとしての実用性の高さ」よりも「所持していることによるステータス」に重きをおいているわけですから。
ちなみに余談ですが、AMEXやDiners Clubをオンライン決済で利用する際には先頭に「0」を入力することで利用できることがあります。
AMEXなら0を1つ。Diners Clubなら00と入力すれば16桁になりますよね。