クレジットカードの審査の悩みに答えます

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サラ金と消費者金融は基本的には同じものだと考えてください!

更新日:

20150810

「サラリーマン金融」を省略したのが「サラ金」であり、街金と呼ばれることもあります。もともとは小口の融資をサラリーマンを対象に行っていたため、サラ金という名称が定着したのです。

サラ金が注目を集めた時代には金利を制限する法律が施行されていなかったため、高額な金利による貸し付けが盛んに行われ、その結果返済不能に陥ってしまう人が続出して大きな社会問題になりました。

その後様々な規制が行われたことによりサラ金は消費者金融となり、現在は法律を遵守する貸金業者として営業を行っています。

サラ金という名称には悪いイメージが強いため、現在は消費者金融という名称が幅広く使われているのですが、サラ金と消費者金融は基本的には同じものだと考えてください。

今回はサラ金の特徴や利用方法などについて、さらに詳しく確認してみたいと思います。

サラ金は預金業務を行わない金融機関です!

一般的な金融機関である銀行や信用金庫などでは、顧客の資金を預かって必要な人に対して貸し付けを行っています。

一方で預金業務を行わない金融機関がサラ金であり、預金業務を行うことなく貸し付け業務だけを行うことが特徴となっています。サラ金などの金融機関は銀行との比較により、ノンバンクと呼ばれることがあります。

銀行が提供するカードローンもサラ金が提供するカードローンも基本的には同じものになります!

近年では個人を対象としてカードローンのサービスを提供する銀行が増えているのですが、銀行が提供するカードローンもサラ金が提供するカードローンも基本的には同じものになります。

ちなみに銀行が提供するカードローンではサラ金が保証会社を務めていることが多く、例えばアコムやプロミスなどが保証会社として審査を担当しています。

銀行では保証会社が保証を行う顧客に対してはほぼ間違いなく融資を行いますので、銀行系カードローンでは実質的な審査はサラ金が行っているといえるのです。

銀行系カードローンの返済が滞った場合にはサラ金が代位弁済を行います!

保証会社というのは返済が滞った場合の保証を行う会社のことであり、銀行系カードローンの返済が滞った場合には保証会社であるサラ金が代位弁済を行い、利用者は以後の返済をサラ金に対して行うことになります。

代位弁済が行われた場合には債務が銀行からサラ金に移動しますので、銀行からの借り入れがサラ金からの借り入れに変更されることになります。

銀行系カードローンの審査は実質的には保証会社であるサラ金が行っていますので、銀行とサラ金の間には密接な関係があるのです。

現在のサラ金は法律を遵守する正規の金融業者として営業を行っています!

現在のサラ金は金融庁の監督により、法律を遵守する正規の金融業者として営業を行っています。

かつてのサラ金ではグレーゾーン金利と呼ばれる高額な金利を請求することが一般的だったのですが、その後貸金業者を規制する貸金業法が完全改正され平成22年6月に施行されたことにより、金利などについては厳しい制限を受けることになったのです。

現在のサラ金では法外な利息を請求されたり、暴力的な取り立てなどを受けたりすることはありませんので、安心して借り入れを利用することができます。

ただし一部にはヤミ金融と呼ばれる違法な営業を行う金融業者が存在しますので、サラ金を利用するのであればアコムやアイフルなどの大手消費者金融への申し込みを検討してみてください。

サラ金には貸金業法に基づく総量規制が適用されます!

貸金業者であるサラ金は、貸金業法に基づく総量規制の適用対象になります。

総量規制はカードローン等で借り入れができる限度額を最大で年収の3分の1までに制限する規則であり、例えば年収が300万円の人の場合には借入限度額は最大で100万円までに限られるのです。

この時に総量規制は、複数の借り入れの総額に対して適用されることになります。

例えば年収300万円で借入限度額が100万円の人が他社から50万円を借り入れている場合には、新規の申し込みでは借入限度額は残額の50万円になります。

ちなみに総量規制は貸金業者に該当しない銀行が提供するカードローンには適用されませんので、銀行系カードローンであれば年収の3分の1を超える金額の借り入れが認められるかもしれません。

サラ金の金利は利息制限法により制限されています!

かつてのサラ金ではグレーソーン金利と呼ばれる高額な金利の請求が幅広く行われていたのですが、現在のサラ金の利息は利息制限法により一定の範囲内に制限されていますので、法外な利息を請求されることはありません。

利息制限法による上限金利(最も高い金利)の制限は、借入金額に応じて以下のとおりとなります。

  • 借入金額が10万円未満の場合→上限金利は20.0%です
  • 借入金額が10万円以上100万円未満の場合→上限金利は18.0%です
  • 借入金額が100万円以上の場合→上限金利は15.0%です

暴力的な取り立てなどは法律で禁止されています!

さらに貸金業法では、取り立ての方法などについても様々な制限が規定されています。

現在のサラ金では暴力的な取り立てなどは法律で禁止されていますので、延滞をしたからといって深夜に催促の電話がかかってきたり、暴力的な態度で自宅や勤務先などに押しかけてくることはありません。

あくまでもビジネスの一環として、粛々と法律に従って取り立てを行うことになります。

返済がどうしても厳しい場合には返済計画の見直しを相談しましょう!

現在のサラ金ではコールセンターを設置して、利用者からの様々な相談に応じています。

健康上の都合や仕事の都合などで返済が厳しい場合には、コールセンターに電話をして返済計画の見直しを相談しましょう。

無断で延滞をしてしまうと延滞損害金が請求されることになりますし、さらに信用に傷が付いてしまうとその後のカードローンやクレジットカードなどの利用に悪影響を及ぼすことになります。

どうしても返済が厳しいという場合には必ず電話をして、対応策を相談するようにしてください。

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