クレジットカードの審査や債務整理のことは、学校ではなかなか教えてくれません。
このため、大人になって実際にクレジットカードを持っている人の中でも正しい知識を持っていないということが往々にしてあります。中には専門家から見ればありえないような発想をする人もいます。
auじぶんcardの審査基準は甘い?
テレビコマーシャルでも宣伝しているクレジットカードに、auじぶんcardがあります。名前を聞いたことのある人はいませんか?このauじぶんcardですが、審査が甘いと思い込んでいる人も少なくありません。
「じぶん銀行」というサービスがあるのをご存知ですか?じぶん銀行のイメージに引っ張られてしまって、自分の銀行だから審査も自分で甘いはずと考える人がいるのです。
クレジットカードの審査は一緒
auじぶんcardは、じぶん銀行が発行しているクレジットカードではありません。2014年現在発行されているクレジットカードを見てみると、MUFGカードもしくはセゾンカードの2種類となっています。いずれのカードに申し込みをしても、MUFGの場合にはニコス、セゾンカードの場合にはクレディセゾンが審査を行います。
審査内容に関しては公開されていません。しかし安定した収入のあること、過去に金融トラブルを起こしたことのない人であることにほかのカードと違いはないです。
普通のクレジットカードと同じ審査なので、決してauじぶんcardの審査は甘いわけではありません。
じぶん銀行だから審査が甘いという発想は、ユニークではあります。ですから安易にauじぶんcardに申し込むべきではありません。特に債務整理などをしてブラック情報のまだ記載されたままの状態の人は、淡い期待をかけて申し込みをしないでください。
また「自分は長年auと携帯電話の契約を交わしているから審査に通りやすいのではないか?」と思っている人も多いです。しかしauじぶんcardの審査には、auの利用利益は基本的に考慮されないと思ってください。これらの誤解をしている人は比較的多いようなので、注意が必要です。
社内ブラックになればほぼ絶望
クレディセゾンでは、社内で顧客情報の管理を行っています。その中で、例えば過去に延滞をした記録を残っていると社内ブラック扱いになってしまいます。
社内ブラックは、過去に自社を対象にして債務制を行った場合には登録されるといわれています。しかしクレディセゾンは債務整理まで行かなくても、延滞をすれば社内ブラックなので厳しいです。
個人信用情報のブラック情報は、基本的に5年も経過すればその記録は抹消されることになっています。
しかし社内ブラックの情報は原則的に、ずっと残り続けるといいます。つまり過去にセゾンカードを持っていて、延滞したことのある人はほぼ確実にauじぶんcardに申し込みをしても審査で落とされる公算が強いわけです。
このようにauじぶんcardは決して審査が甘いわけではないのです。特に過去に金融事故を起こしたことのある人は、申し込みをする時には注意すべきです。
まとめ
個人信用情報にブラック情報が記載されている段階で、申し込みをしてしまうとカード会社はブラック情報のあるみなさんの個人信用情報を見てしまいます。
そうすると、過去に債務整理したことのある情報をカード会社にみられてしまいます。そうすると先ほど紹介した社内ブラック情報に、「要注意人物」として登録されてしまうわけです。
債務整理や延滞をそのカード会社に過去行ったことがなくてもです。ですから債務整理をして5年間は、決してカード会社に申し込みをしないことです。