追加発行枚数無制限でしかもすべて年会費無料であるライフカードビジネス(スタンダード)は、年会費などの経費を安くしたいという方にとても人気のあるカードです。
しかし、
「個人事業主だけど、カードは発行できる?」
「カード発行までの流れを知りたい」
という方は大勢いるのではないでしょうか。
そこで、ライフカードビジネスのカード審査の必要書類や審査に通るポイントについてお話します。
この記事を読むと審査の不安もなくスムーズに申し込みができ、審査通過の確率を上げることができますよ。ぜひ参考に読み進めてみてくださいね。
目次(もくじ)
ライフカードビジネスの申し込み対象者について
ビジネスカードは、個人ではなく法人や個人事業主へ発行されるクレジットカードで、法人カードとも呼ばれています。
ライフカードビジネスへの申し込み条件としては以下の2つがあります。
- 法人
- 個人事業主
- 18歳以上
- 使用目的が事業費の関わる決済
ビジネスカードは、会社や事業で起こる経費などで利用することを専門としたカードなので、個人での発行はできません。
国際ブランドは定番の3種類
ライフカードビジネスでは、MasterCard・VISA・JCBの3つの国際ブランドを選択することができます。
年会費など基本的なスペックは3ブランドとも同じです。
しかしVISAやMasterCardの場合は、ビジネスサポートを受けることができます。
VISAビジネスグルメオファー
全国のレストランで特典を受けることができるので、ビジネスでレストランを利用する機会が多い方には、VISAがおすすめです。
MasterCardビジネスアシスト
ビジネス面のサポートとして、海外への進出サポートや電話通訳割引優待、ITサービスの導入サポートなどがあります。
ライフカードスタンダードの審査難易度について
経費を抑えたい、複数人でビジネスカードを利用したいという方には、とてもおすすめのライフカードビジネスですが、気になるのは審査ではないでしょうか。
通常どのビジネスカードの審査でも、会社の決算書など業績などが関係します。そこでライフカードビジネスの難易度についてお話します。
ライフカードビジネス(スタンダード)の審査難易度
ライフカードビジネス(スタンダード)の難易度としては甘い傾向にあります。
その理由としては3つあります。
- 限度額が100万円以下を希望の場合、決算書・確定申告書等の提出が不要 (限度額によって必要書類が分かれる)
- 設立1年未満の法人でも申し込み可能
- フリーランスでも可能
自ら事業の規模に合わせて限度額を設定することも可能であり、希望した限度額に合わせて必要書類を提出し審査を受けることになります。
そのため、審査に不安を感じている場合は、低めの限度額に設定し審査を受けることができるので、審査に通りやすくなるのです。
また、設立からの経過年数や、黒字決算年数などの指定もないため、比較的審査にあまいといえます。
在籍確認の電話の有無について
ビジネスカードとはいえ、在籍確認はあります。100%全く在籍確認をしないクレジットカードはありません。
ライフカードビジネスの場合、
- 本人確認のための電話連絡
- 申し込み内容に不備がある場合の確認電話
など、必要な場合に在籍確認として連絡があることがあります。必ず電話に出るようにし、不在であれば折り返すことは大切です。
申し込みから発行までの流れを紹介!
ビジネスカードの場合、一般カードとは違い必要書類などが多く、不備があるとそれだけ時間がかかってしまいます。
そこで、ライフカードビジネスの申し込み方法から、カード発行まで詳しくご紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
オンライン申し込み
ライフカードビジネスの申し込み方法として一般的なのが、オンラインでの申し込みになります。プリンターが必要なので用意しましょう。
【必要書類】
通常 | 設立1年未満 | 限度額 100万円以下 |
|
---|---|---|---|
法人 | ・登記事項証明書 ・代表者の本人確認書類 ・決算書(2期分) |
・登記事項証明書 ・代表者の本人確認書類 ・営業取引などの請求書や領収書のコピー |
・登記事項証明書 ・代表者の本人確認書類 |
個人事業主 | ・代表者の本人確認書類 ・確定申告書(2期分 |
ー | 代表者の本人確認書類 |
【申し込みの流れ】
- 申し込み画面で必要事項の入力
- 申し込み者専用のPDFをプリントアウト
- 必要事項記入後、捺印、郵送
- 審査
- カード発行
申し込みの流れとしては簡単ですが、必要書類が多いので気をつけましょう。
入会申込書を郵送してもらう場合
書面で申し込みをしたいという方には、郵送申し込みも対応しています。ライフカードビジネスの公式ページから資料を請求し、届いた申し込み用紙に記入後返送します。
【申し込みの流れ】
- 公式ページから資料を請求
- 送られてきた申し込み用紙に記入
- 必要書類を同封し発送
- 審査
- カード発行
必要書類はオンライン申し込みを参照にしてください。
申し込み書と本人確認書類の法人印が違ったり、本人確認書類の有効期限切れ(通常6カ月以内)などがよくあるので注意が必要です。
オンライン申し込み、郵送申し込みのどちらとも本人確認書類はコピーを取って同封します。
- 運転免許証
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- パスポート
など、氏名や住所、生年月日が記載されている面をコピーして提出しましょう。
ライフカードとは違い、ライフカードビジネスはオンライン申し込みで完結することができません。必要書類をそろえ、不備のないようにすることが大切です。
審査にかかる時間はどのくらい?
ライフカードビジネスの審査の開始は「必要書類が全てそろってから開始」となります。
そのため、郵送にかかる時間がロスになってしまいます。
オンライン申し込みであれば、書類がすべてライフカードに届いてから1週間程度かかり、郵送申し込みであれば4週間程度かかることがあります。
早めにカードを受け取りたい場合は、オンライン申し込みがおすすめです。
審査に通過するために気をつけるべきポイントを紹介
ビジネスカードは基本的に、一般カードよりも審査は厳しいと言われています。
倒産などが懸念されるため、個人の情報だけではなく企業としての情報も審査に加わるからです。
そこで、ライフカードビジネスの審査に通過するために、気をつけるポイントを3つご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ポイント1:代表者がステータス性のあるクレジットカードをもっている
ゴールドカードやプラチナカードなど、ステータス性のあるクレジットカードを持てるということはその審査の厳しさから、それだけ地位や収入などが認められているこということになります。
たとえば、ビジネスカードを発行するときに、一般カードしか持たない代表者と、ゴールド・プラチナといったクレジットカードを持つ代表者の、どちらが信用しやすいでしょうか。
会社の代表者である人物が信用できないと判断されると、ビジネスカードの発行は難しいです。カード会社から信用してもらう要素として、代表者がステータス性の高いクレジットカードを持つことも審査に通過する手助けになります。
ポイント2:ホームページなどを開設する
一般的に知られている法人であればいいのですが、特に個人事業主の場合はその事業を本当に行っているのかどうか、疑われることがあります。
ビジネスカードなので、カード会社にとってその事業実態が確実であることが大切です。
ホームページを開設し会社や事業内容などを載せると、カード会社としても実態がわかりやすいです。特に、設立して間もない企業であれば、設立の経緯や実績などを載せることで信用度がアップします。
ホームページには、
- 会社名
- 住所や電話番号などの会社情報
- 業務内容や実績
などを載せるようにしましょう。
ポイント3:事業専用の固定電話をつける
個人事業主の方には特に多いのですが、
携帯電話番号を事業用の番号としている場合があります。携帯番号であればどこにいても電話を受けることができ、個人で動いていても何かと便利です。そのため固定電話を用意しない事業主や企業が増えています。
しかし、固定電話は社会的にも信用されやすく、その場所にその会社があるとカード会社が判断しやすい要素になります。
個人カードであればそこまで重要視されない固定電話ですが、ビジネスカードを申し込むためには、固定電話を用意しましょう。
審査に落ちてしまう人は、こんな原因がある人
審査に甘めといわれるライフカードビジネスでも、残念ながら審査落ちしてしまう方もいます。
その原因として考えられる共通点を3つご紹介しますので、当てはまらないかどうか申し込む前にチェックしましょう。
原因1:決算状況にひどく問題がある
ライフカードビジネスは、法人であれば決算書、個人事業主であれば確定申告書の提出を求められています。そのため、決算書、確定申告書が審査対象として見られます。
黒字であることが理想的ですが、中には赤字決算の場合もあります。赤字といっても節税のために赤字にしている場合もあり、赤字決算のすべてが審査に落ちるわけではありません。
カード会社からみて、節税のための赤字か、経営状況が悪くて赤字なのかすぐに判断できます。経営状況の悪化での赤字であれば、審査に影響してしまいます。
会社がある程度安定していて、貸し倒れが起きないかどうかがカード会社にとっての判断基準になります。
原因2:限度額を高く申請する
ライフカードビジネスは、自分で限度額の申請ができます。何かあったら困るからと多めに申請すると、それだけ審査が厳しくなり、企業の業績や収入、代表者のクレヒスなどが大きくかかわってきます。
業績も悪く、収入も少ないとなれば「本当に返済ができるのか?」と審査落ちしてしまう可能性も高くなります。
審査に不安を感じているのであればまずは低額の申請をし、後から増額の申請をするといいでしょう。
原因3:代表者のクレヒスに傷がある
ビジネスカードなので、企業の年商などを重要として審査をされると思う方も多ですが、実は代表者個人信用情報(クレヒス)も重要視されていることが多いです。
代表者のクレヒスに、延滞や債務整理といったブラックといわれるような内容が載っている場合、審査に通らない可能性が高くなってしまいます。
ビジネスカードといえど、あくまで契約者は代表者であって、会社ではないからです。
代表者がお金にだらしないと思われると、その会社自体もお金にだらしないと思われてしまう可能性が高いです。そうならないためにも、もしクレヒスに問題がある場合は、履歴が消えてから申し込みましょう。
ビジネスカードを発行するうえで重要なのは、信用です。
これは個人カードでも言えることですが、返済できないと思われては絶対にビジネスカードの発行はないでしょう。
- 決算状況は大丈夫?
- 限度額を高く申請していない?
- 代表者のクレヒスは大丈夫?
など確認し、対策をしてからカードを申し込むようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ライフカードビジネスの審査申し込み方法や審査の可否のポイントについてお話しました。
【審査のポイント】
- 必要事項や書類は正確に記載しそろえる
- ホームページをつくる
- 固定電話を引く
- 限度額を低めに申請する
- 代表者のクレヒスをきれいにする
ビジネスカードなので当然、決算状況なども大きくかかわります。
「ビジネスカードがほしいけど、審査に通るコツは?」
「設立して間もないけど、審査に通る?」
と審査に不安を感じている方は、ぜひこの記事を読んで審査通過のポイントを押さえてから、ライフカードビジネスに挑戦してみてくださいね。