クレジットカードの審査には「現在の職業」があります。と、なると転職を考えている人にとって、どのタイミングでカードを作るのがベストなのかを考えなくてはなりません。
実際、ネットの掲示板やQ&Aサイトでは以下のような質問が溢れ返っています。
「転職前と転職後だとどっちがカードを作りやすい?」
「転職活動中ですが、いつカードを作るべき?」
「転職したあとすぐにクレジットカードは作れる?」
転職を考えている人がクレジットカードを作るタイミングとしては「転職前」「転職活動中」「転職後」のいずれかの中から選択することになります。
目次(もくじ)
転職する前にクレジットカードを作っておくべき
もしもまだカードを持っていないのであれば「転職前の会社に属しているうちに申し込みを済ませておく」のがベストです。
どうして転職前が良いのか
クレジットカードは特に転職することを伝える必要はありません。
あくまでも申し込み時の状況・環境から審査を行っています。もちろん、道徳的には伝えるのが望ましいのですが…。
転職してからクレジットカードの申し込みをすると、その時点では「勤続年数0年」となってしまいます。カード審査では勤続年数はかなり大きなファクター。
たとえ転職することで月収・年収がアップすることが分かっていたとしても
「本当にこの会社で働き続けるだろうか」
「今後安定した給料をもらい続けられるのだろうか」
と疑われることは十分考えられます。
要するに勤続年数がアピールできるうちにカードの申し込みを済ませておいたほうが審査に通りやすくなる、というわけですね。
無職からの転職の場合は?
病気や止むを得ない事情、出産・育児などで働いていなかった人の場合だとどうでしょうか。
これは「転職後」の申し込みがベスト。というのも無職期間がある=勤続年数0年なわけですので、転職前に審査を受けるメリットがないからです。
逆に、転職先が決まり、無事に働き始めてからなら「これから安定した収入が得られる」というアピールになるので無職時代よりはグッと審査をパスしやすくなるはずです。
といってもやはり勤続年数が短すぎるのは審査落ちの原因になりかねないので、短くても6ヶ月以上、できれば1年以上の勤続年数になってから申し込みした方が良いです。
転職後の待遇がとても良い会社だったら?
ここまで紹介した通り、転職直後は勤続年数が無く、たとえ年収が高くてもこの点はあまり考慮されません。
要するに、社会人1年目の新入社員とほぼ変わらない扱いを受けることになります。
そうなると、待遇が悪かったとしても今働いている会社に在籍している間に申し込みするべきだということが分かります。
最近のカードはバイト・パートでも手軽に申し込めるものがたくさんあるので、サラリーマンとして勤続年数3~5年以上の職歴があれば、よほどグレードの高いものでなければまず問題なく審査に通るはず。
大企業だとそうそうリストラされることはありませんが、セクハラ、パワハラ、さらには周囲の人たちとの人間関係が原因で離職してしまうケースは多いです。
たとえどれだけ待遇が良くても、仕事そのものが嫌になったらやめたくなる気持ちも分かりますよね。
そう考えると、まずは「クレジットカードを手に入れる」ことを優先して転職前に申し込みする。
そして転職してから1年以上経ってから、もっとグレードの高いカードに申し込む…というのが一番理想的な流れだと思います。
転職前に検討したいオススメのクレジットカードは?
では具体的な転職前にオススメしたいクレジットカードについて紹介していきます。
誰でも審査に通るわけではありませんが、可能であればサービスが充実している「銀行系クレジットカード」、海外旅行・海外出張などでマイルが貯められる「航空系クレジットカード」、その他にも独立系クレジットカードもオススメです。
これらのクレジットカードのほとんどは年会費が必要になってきます。
「年間費はもったいない!」と思う人もいると思いますが、その分セキュリティを始めとした各種サービスが充実しているので選択肢としてはアリ。
また転職してみてから海外出張の機会が増えて、いきなり航空系クレジットカードが欲しくなった…けれど勤続年数が少ないから審査に通らない…ということにならないよう、事前に計画しておくのも転職の準備だと言えます。
以下、オススメのクレジットカードです。もちろん絶対にこれらの中から選ばなくてはならない、ということはありませんが、参考までに。
・三井住友VISAクラシックカードA
年会費 | 家族カード | 特典 |
1,620円 | 年会費無料。ただし2人目以降は550円 | waonやnanacoなどの豊富な電子マネーに対応。ワールドポイントプレゼントも魅力的。 |