クレジットカードの審査は一人ひとりの信用情報を確認した上で進めていきます。
その際に親や配偶者などいわゆる「家族」にあたる人たちの信用情報も出てくる可能性があります。もしそのときに、親がクレジットカードブラックだった場合はどのような影響が考えられるでしょうか。
親がブラックでも関係ない
親がクレジットカードブラックだった場合、クレジットカードの審査でいくつかの影響がありそうに感じられます。ですが基本的には親がブラックでも関係ないことが多いです。
というのも、クレジットカードやカードローンの審査などはあくまでも申し込み者の信用情報を確認するわけで、親の信用情報まで、と併せて考えるところはほとんどありません。
ですので、親がブラックでも心配せずにクレジットカード会社に申し込みしてみましょう。基本的に親元を離れてそれぞれが生計を立てているのなら全く問題無いと判断して良いです。
実家に住んでいる場合は注意
親がブラックでも関係ないのはあくまでも1人立ちしている人を対象とした話です。もしも実家に住んでいるのなら影響してくる可能性が考えられます。
もちろんクレジットカードは申し込み者個人の返済能力を考慮して、どれくらいなら借入できるか、きちんと返済できるのかを見極めていきます。
この場合きちんと住所が分かっていれば問題は無いのですが、同じ住所にブラックの人がいる場合、親がブラックで同居している場合だと審査に影響してしまう可能性もあります。
学生は特に注意
最近のクレジットカードは成人していれば学生でも所持することができます。ただし条件としてアルバイトなどで一定の収入を得ていること、それなりの返済能力を持ち合わせていることが挙げられます。
多くの学生は親の援助を受けて学業に勤しんでいるわけですので親がクレジットカードブラックだった場合は悪影響の可能性も考えられます。
保証人にはできない
クレジットカードやカードローンの中には保証人が必要となるものもあります。
多くの方は親に頼むかと思いますが、親がブラックだった場合は保証人としての資格を十分に持ち合わせていない、という理由から審査を断られてしまうことがあります。
ですので、もしも保証人が必要な場面で親がブラックだった場合は親以外の誰かに保証人を頼む必要が出てきます。
目的別ローンに影響する可能性も
私たちがテレビCMや広告などでよく見かける大手の消費者金融だとそこまで心配する必要はありませんが、銀行や信金などで組める「目的別ローン」の場合はブラックであることが影響する可能性もあります。
基本的にこれらのローンはクレジットカードよりもずっと審査の内容がシビアになっています。そのため、十分な収入まであと1歩届かない、といった判断が下された場合親や親戚などの信用情報を確認する可能性もあります。
もしもそのときにブラックが発覚すると審査に落ちてしまうかもしれません。
まとめ
このように、親がブラックでも基本的には悪影響が起こることはありませんが、いくつか不都合な点が出てくることも考えられます。
クレジットカードブラックについては5年から10年程度で解消されることが多いため、状況によってはこれらの期間を待たなくてはならないかもしれません。